帰国報告会12月19日(土)本校講堂にて、1年間のニュージーランド留学を終えて帰国を果たした特進留学コース(KGGS)11期生40名の帰国報告会が行われました。
当日は11期生の保護者の方々の他、来年の留学を控えた12期生の生徒と保護者の方々、留学コースを希望する中学生、ご来賓、また本校受験予定者の方も来場され、講堂はいっぱいとなりました。
生き生きとした英語で自分たちが研究したこと、留学生活のことなどを観客の前で堂々とプレゼンテーションしてくれた11期生たちは、英語を読み、書き、話せるだけでなく、もう1歩先の、英語を道具として何かができるようになっている一端を見せてくれました。

12月6日に1年間のニュージーランド留学を終え、帰国したばかり特進留学コース(KGGS)11期生40名。まだ英語から日本語にスイッチが完全には切り替わっていない中、短期間で集中して準備を進め、この大舞台に臨みました。当日の朝も、ぎりぎりまでスピーチの練習をしている風景があちこちで見られました。この日配られた帰国報告会プログラムの表紙には、「1か月で違いを知る。3か月で新しい考えが生まれる。1年で生まれ変わる」と書かれています。

山内校長は、「誰一人欠けるなく、途中であきらめることなく、元気な姿で全員がそろって帰ってきてくれたことを本当に嬉しく思っています。ニュージーランドでの日々は、自分たちが思い描いた世界にさらに磨きをかける日々だったと思います。そして、一生の宝物と呼べるものを自分のものにして帰ってきてくれたに違いありません。それは、これから自分の人生を歩む上でのばねになってくれることと思っています」と11期生たちに語りかけました。

帰国報告会本校のスーパーグローバルハイスクール(SGH)指定を受けて、KGGS11期生たちも留学生活を送りながら、本校SGHのテーマである「フィールドワークを通じた多民族社会における平和的発展の研究」の研究を進めてまいりました。今回、11期生たちは11月20日に11か月の留学生活をニュージーランドで終え、11月23日からはシドニー大学で2週間の研修を受けました。そこでもこの研究に関して講義を受けたり、ディスカッションを受けたりという形で研修を進めてきました。
(参照:KGGS特進留学コース11期生 シドニー研修終盤を迎えました
今回の報告会は2部に分かれており、第1部ではその研究の成果を4名が発表。また、ニュージーランドでは40名が現地の19の学校に分かれて留学生活を送りましたが、第2部では同じ学校となった2~3名でチームとなり、学校別に各テーマでプレゼンテーションを行いました。留学準備、ニュージーランドの地理や文化、学校生活、ボランティア、寮生活のスケジュール、ホストファミリーのこと等、生き生きとした英語で楽しくスピーチしてくれました。

プレゼンテーション内容は以下の通りです。
第1部 SGHテーマの研究成果発表「現代のニュージーランドの移民社会ができるまで」~先住民と移民の平和的共存~

  • 言語は文化の中核を成す
  • ニュージーランド人とマオリ語
  • マオリとアボリジニー
  • ニュージーランドの多民族国家の歴史について

第2部 各学校によるプレゼンテーション

  • KGGS(特進留学コース、留学前の1年間の準備)
    1.KGGS 11th Intake’s First Year of High School
    2.Our Year Studying Abroad
  • Geography, Climate, and National Holidays in New Zealand(ニュージーランドの気候、地理、祝祭日など)
    3.Features of New Zealand’s Climate Geography
    4.The Geography and Culture of Hamilton
    5.Life in Tauranga
    6.The Story of New Plymouth
    7.Famous Things in the Napier Area
    8.New Zealand’s National Holidays
  • Life in a Home-stay(ホームステイでの生活)
    9.Our Host Families
    10.Our Home-stays
  • Hostel Life(寮生活)
    11.Daily Life in the Hostel
  • School Life in New Zealand(ニュージーランドの学校生活)
    12.Volunteer work in New Zealand
    13.School Festivals and Club Activities
    14.Relationships with Kiwi Friends
    15.Relationships with International Students and Kiwis at School
  • Education in New Zealand(ニュージーランドの教育)
    16.Religious Education at Sacred Heart Girls’ College in Hamilton
    17.Information Technology Classes in New Zealand
    18.The Characteristics of Classes at Dio
    19.Religious Education at Woodford House

最後に、保護者代表として、沖山さんよりスピーチをいただきました。
「思い返せばちょうど1年前に、先輩方の報告会を憧れの思いで聞き入っていた皆さん、留学生活はいかがでしたか? 想像以上につらいこと、悲しいことがあったのではないでしょうか。言葉が通じない、文化が違う土地で、何事も一筋縄ではいかないこと、たくさんあったでしょう。娘は帰国後、たくさんの話をしてくれました。当初、伝えたい気持ちや発言が思うように伝わらず、もどかしい日々が続き、ある日気遣ってくれる先生の言葉に涙があふれ出したそうです。この涙は、自分に対する悔し涙だったそうです。それからは、バスケ部に入部したり、ダンスや得意な楽器を披露するなど、積極的にコミュニケーションをとると、友達が1人2人、10人、20人とどんどん増え、輪が広がり、出会えた人たちにいろんなことを教わり、学び、1日1日を充実させていったそうです。お世話になったホストファミリーは子供が4人もいる大家族で、常ににぎやかで、寂しさを感じる暇さえないほどでしたが、家族っていいなと改めて家族の大切さを感じたそうです。
一方、私たち日本にいる家族は、3か月に1度の保護者会で、なんとか子供の情報を得ようと必死でした。時には先生に質問責めして困らせることもありました。おかげで保護者も、子供たちに負けじと、団結力がより深まり、パワーアップしました。子供たちはすべてのカリキュラムをこなし、英語力だけでなく、人としての成長を感じました。自信に満ち溢れている皆さんを見て、本当に留学させて良かったと実感しております。また、このがんばりが架け橋となり、より多くの人への起爆剤となれば、こんなうれしいことはありません。あらゆる人たちの理解と努力の働きかけで、今日の道を開いていただけているのだと、心より感謝いたします」

この日、グローバルセンターには、11期生たちが留学中に宿題に使っていたたくさんのノートが置かれていました。彼女たちは留学を終えてほっとするのもつかの間、受験という本番に向かいます。この1年間で得た、自立心、英語力、友人、ホームステイ先の新たな友人という宝物にさらに磨きをかけ、大きく羽ばたいていってもらいたい、また留学という大仕事をやり遂げて、その自信を身に着けた彼女たちならできると、心から思っています。
昨年、10期生たちのプレゼンテーションを不安と憧れのまなざしで見ていた11期生を、今年は12期生たちが見つめていました。こうしてまた、本校の特進留学コースは歴史を積み重ねていきます。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)