3学期始業式1月8日(金)、本校講堂にて、3学期の始業式が行われました。高3は最後の始業式であり、そしてKGGS特進留学コース12期生の旅立ち直前でもある3学期の始まりは、全学年がそろう今年度最後の機会でもあります。今月末には、今年度最後の行事である合唱コンクールも控えています。

■山内校長講話
この冬休み、私はギリシャに行ってきました。ご存知のように、EUの中で最も財政危機になっている国です。アテネの、東京でいう銀座のような繁華街に行きましたら、そこはショーウィンドウもシャッターも落書きだらけでした。国が財政破たん寸前になると、国民もすさんだ気持ちになるのだろうなという印象を持ちました。
ギリシャまで片道12時間の飛行機の中では、いろんな本を読みました。その中から2つ皆さんにご紹介します。1つは、本学園の学園長である庭野日鑛先生のエッセイからです。大変短いものですから、朗読してみたいと思います。

笑顔を伝えよ
「人間には3つほど伝染するものがあるそうです。まずあくびが伝染するのだそうです。不機嫌な顔も伝染するそうです。それから笑顔も伝染するということです。
一人があくびをすると、相当空気を吸い込むわけですから、酸素が薄くなるんでしょうか。周りの人もあくびを始めるのですね。それから不機嫌というのも伝染するようです。そして笑顔も伝染します。
不機嫌な人がいても、その中に一人笑顔の人がいると、周りが明るくなっていくということです。やはり笑顔で回りが明るく、みんなが優しく暖かいという環境が一番楽しいと思います。私たちもできることならば、いつも笑顔でいられるよう、心の状態をコントロールして、みんなと楽しく生きていきたいと思います。」

これから合唱コンクールがあり、いろんな話し合いの機会が多くなるでしょう。そこに不機嫌な気持ちで参加をすると、まわりのお友達にそれは伝わります。不機嫌な気持ちが心の中にあっても周囲に伝わってしまわないよう、それぞれの人たちが努力をすることが大切です。そうやって年齢や経験を積み重ねていき、大人になっていきます。学園長先生がおっしゃるように、心をコントロールすることができる人間でありたい。私たち大人もそうです。心をコントロールすることができる大人でありたいと、私たちも思っています。
この1年間の目標として、皆さんもグループで物事を進めていくときに、不機嫌な顔をすることなく、すてきな笑顔を伝えてもらいたい。きっとそのことが、皆さんの学校生活をとても豊かにしていくだろうと思います。学校生活の中で、クラブ活動の中で、行事などの集まりの中で、友達との交わりの中で、笑顔を伝えることのできる2016年にしてほしい。そして、すてきな笑顔を作れるような女性になっていってほしいと思っています。

もうひとつ、坂村真民という詩人の詩を紹介しておきます。
坂村真民という方は、高校の教員をしながら詩を作ってきた人です。小学生から私のような年代まで、特に日本の財界人と言われる人たちに昔から強く支持されている大変有名な詩人で、癒しの詩人、仏教詩人とも言われます。私も壁にぶつかったり、嫌なことがあったり、物事がうまく進まなかったりしたときに、自分の部屋でこの詩を読むと、何となくほっとする気持ちになれます。
坂村真民が若い人の人生行路の灯にしてほしいという願いを込めて作り上げた詩集、「念ずれば花ひらく」の中から代表的な詩を読んでみます。

念ずれば花ひらく
「念ずれば 花ひらく 苦しいとき 母がいつも口にしていた このことばを わたしもいつのころからか となえるようになった
そうしてそのたび わたしの花がふしぎと ひとつひとつ ひらいていった」

皆さん方が目標とするものにていねいに向かって歩いていけば、必ず花が開いていきます。2016年、この新しい年、たくさんの花を咲かせてほしいと心から願っています。念ずれば必ず花は開きます。
いつもすてきな笑顔を伝える、そして多くの花を開かすことができる2016年にしてほしいと思っています。

■1年G組壮行会
KGGS特進留学コース12期生(1年G組)19名は、2週間後の1月23日に留学先のニュージーランドに出発し、12月4日に帰国します。ニュージーランドでは、ハミルトン、ネイピアなどの地域にある9校に分かれて学びます。7月に1度現地で合宿をし、11月の4学期終了後はオーストラリアのシドニー大学でSGHの研究テーマに即した研修をした後、英語力と国際感覚を身に着けて日本に帰国します。
留学生の生徒代表、竹内さんからは、在校生に向けて英語と日本語で挨拶がありました。
「私たちは数か月間、様々な困難を乗り越えてきました。直面した多くの困難は刺激的で、そこから多くを学び取ることができたうえ、私たちを強くたくましく成長させてくれました。私たちが勉強していくにあたってベストな環境を作ってくださった先生方には本当に感謝をしています。海外での新たな生活には不安が募りますが、ニュージーランドでは積極的にできる限り多くの人たちと関わることを心がけていきたいです。自分たちの留学に関わってくださったすべての方々への感謝の気持ちを常に持ち、有意義な時間を過ごしていきたいと思います。」

■各種表彰
●ハンドボール部
平成27年度東京都高等学校ハンドボール秋季大会兼全国高等学校ハンドボール選抜大会予選 第2位(関東選抜大会の出場が決定)
第24回ニューイヤー高等学校女子ハンドボール大会兼東京女子体育大学フランチャイズカップ 優勝(2年ぶり4回目) 最優秀選手 吉田瑞萌、優秀選手 山田美穂 須田希世子 小川夏奈

●吹奏楽部
2015TAMAアンサンブルフェスタ 
中学 木管三重奏 金賞(優秀賞)、高校 金管八重奏 管打楽器10重奏 金賞
第39回東京都高等学校アンサンブルコンテスト予選  金管8重奏 木管8重奏 共に金賞

●書道部
第4回佐久全国臨書展 中学生の部第4位、第5位 
第13回和洋女子大学行書大会 半紙の部第3位 半切の部第6位
読売書き初めコンクール 佳作2名(1月7日読売新聞に掲載)

●演劇部
東京私立中学高等学校演劇発表会 優秀賞受賞

■ハンドボール部壮行会
関東高等学校ハンドボール選抜大会に出場が決まったハンドボール部の壮行会も行われました。この大会へは9年連続20回目の出場で、この大会上位10チームが全国選抜大会への出場権を獲得します。出場選手紹介のあとは、生徒会長、体育部代表の応援の言葉、校長先生から激励の挨拶がありました。
ハンドボール部代表からは、「11月の新人戦ではチームとしてまとまり切れず、力を発揮できずにリーグ戦で1敗してしまいました。なんとか関東選抜の出場権をいただくことができましたが、課題が多く残る新人戦でした。その課題を克服するために、12月には韓国遠征にも行かせていただきました。そして先日のニューイヤーカップでは一体感を持って試合に臨むことができ、優勝できました。ここで気を抜かずに、関東選抜に向けてしっかりやっていきます」との力強い言葉がありました。

さて、3学期には本校の三大行事の最後を飾る合唱コンクールです。高3はいよいよ受験本番。毎年インフルエンザなどで欠席が多くなる季節、残念な思いをすることなきよう、体調管理に努めていただきたいと思います。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)