cherryblossom皆さんこんにちは。校長の山内日出夫です。
毎月1回、校長としての私の感想や考えを「山内校長の【和顔愛語】(わげんあいご)」として、当ホームページで発信しています。学校のこと、生徒たちのこと、世の中のことなどを織り交ぜながら、皆さんと何かを共有できればと思います。どうかよろしくお願いします。
第60回目の今回は、「春爛漫」と題してお伝えします。

桜の開花宣言が、あちらこちらから届き、三分咲き、七分咲き等々心までが満開になれる季節になりました。
学校もこの季節、卒業式から入学式へ、進学、進級とあわただしさの中に「別れと出会い」の季節を迎えていきます。
卒業式では、中学生、高校生ともに「新たな世界」への期待を、全身で表現していました。
高校卒業式での答辞では、代表生徒が全校生徒の取り組みのひとコマひとコマを、丁寧に愛おしむように読み上げました。(感動でした!!)
そして、本人の気持ちの在り様の一端を、この様に述べていました。

「高校三年生になって、最初の行事スポーツフェスタでは、一年生の時よりも確実に成長した自分と仲間がいることを感じられました。各コースの交流も多くなり、新たに素晴らしい仲間と出会えて、とてもうれしかったことを覚えています。……
そんな学校生活をこなしながら、私たちは高校を卒業後の進学に向けてそれぞれが取り組んでいました。……がんばっているのになかなか結果が出なかったり、みんなに置いて行かれそうで不安になったり、本当に辛く大変な時期が何度かありました。
でも、やはりそんな時に支えてくれたのは仲間でした。……一人ではできなかった事も、仲間と支えあって乗り越えた受験勉強は、私にとってかけがえのない財産になりました。
佼成学園女子校のよいところは、みんなで頑張るというところだと思います。辛い時、悲しい時、その気持ちを共有できる仲間がいる。とても大切なことです。……だから、私も誰かの助けになれるよう頑張って行きたいと思います」(原文抜粋)

答辞にある「辛い時、悲しい時、その気持ちを共有できる仲間がいる、支えになった仲間がいる」という世界が、生徒たちの身近なところに「存在」してきたことは、学校の一員としても、責任を果たす者としても、とても嬉しく誇りに思えました。

桜並木私からは生徒たちに、坂村真民の『念ずれば 花ひらく』の詩とともに、次のことを「信条」とするように伝えました。

ひとつに、自らを信ずる「自信」です。
自らのあり様を、最後まで信じきることです。

ひとつに、自らを愛する「自愛」です。
自らを、どんな時でも愛おしむことです。

ひとつに、自らを尊ぶ「自尊」です。
自らが、いか様な立場にあっても、誇りを持ち、自らを、尊ぶことです。

「自信」、「自愛」、「自尊」、この三つの事柄を、自らの「信条」として生き、自らを大切にして欲しいと伝えました。

春爛漫、人も「花」を咲かせるに、ふさわしい季節です。

(佼成学園女子中学高等学校校長 山内日出夫)