中学卒業式3月19日(土)、本校講堂にて佼成学園女子中学校の卒業式が行われました。保護者の方々や中1中2の後輩たちの見守る中で、卒業生50名が卒業証書を受け取りました。入学の時には幼い顔で少し頼りなくも見えた生徒たちが、3年間で身も心も立派に成長しました。卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます!

この日はあいにくの小雨でしたが暖かく、1週間前に行われた高校の卒業式の日よりも確実に春を感じる1日となりました。少し緊張した卒業生たちは、吹奏楽部の演奏するさわやかな「ニューシネマパラダイス」にのって入場し、保護者の方々、教職員、在校生たちの拍手に迎えられました。

校歌斉唱の後、卒業証書授与。証書は担任の先生が卒業生の名前を呼びあげ、校長先生から1人ずつ手渡されます。1組26名、2組24名の計50名がこうして佼成学園女子中学校を卒業しました。

卒業証書授与
山内校長
山内校長からは、卒業生たちが3年間の学校行事や英検まつり、イングリッシュサマーキャンプ等を通じて、ひとつのことを成し遂げる体験を積み重ねてお互いがお互いを支えあう心を育んできたこと、人の気持ちのわかる人間として成長を遂げてきたこと、そしてこれからの高校生活で卒業生たちに希望することをお話しくださいました。
「先日、皆さん一人ひとりから、将来の夢を聞かせていただく機会がありました。皆さんが持っている大きな夢を実現させるためには、明確な目的をもって、その目的に向かう道筋を明らかにすることです。歩むべき道が明らかになれば、あとは行動あるのみです。しかし人は思い悩みます。能力がないからといって歩みを止めてしまう人もいます。しかしそれは大きな間違いです。能力のあるなしではなく、本気でやる気になるかならないかの違いです。勉強に、クラブ活動に、そして友達付き合いもすべてに本気になってやる気を出して向かっていくことが、高校生活にとって何よりも大事なことだと思います。これから始まる高校生活は、皆さんが将来社会に出るうえで最も重要で最も貴重な時間になります。充実した、納得する時間を送って下さい」
椎名副理事長からもお祝いの言葉とともに、庭野学園長からの論告を代読していただきました。「江戸時代後期に活躍した商人の一人に、松居遊見という、仏教の心を仕事に活かした商人として知られる人がいます。商人は、江戸と京都を繋ぐ大動脈として発達した東海道を歩くのが一般的だった時代に、遊見はあえて山道のある困難な中山道を歩くことを選んだと言います。その理由を問われて、遊見は言いました。『道が険しい場所には、物が入らずに困っている人がたくさんおられるはずです。その人たちのために私は中山道を選んで歩くのです』。働くという言葉の語源は、はたを楽にすることという説もありますが、松井遊見には、誰かを楽にすること、社会に貢献することが仕事であるという道理が分かっていたのでしょう。この人は生涯、人のため世のために働き、様々な事業を起こして多くの人を助けたと言います。助けられた人たちもまた、自分がしてもらったように他の人を助けたでしょう。それは、人間が生まれてきて良かったと思えるのは、人の役に立ち、人に喜ばれたときだからです。皆さんには、人のために働くことのできる人間として命をいただいたことを胸に刻み、前途洋々たる未来に足を踏み出していただきたいと思います」
椎名副理事長
送る言葉
在校生の「送る言葉」は、生徒会中学副会長の稲田さんより。少し大人の存在として、部活動で挨拶の仕方を指導してくれたり、苦手な勉強を教えてくれたり、友達との関係の悩みを聞いてくれたりしてくれた先輩方への感謝を伝えました。「これからは私たちが中学最高学年としての誇りを持ち、先輩方が築いてきてくださった歴史と伝統を受け継いでいきます。今日の喜びとたくさんの思い出を胸に刻み、未来に向かって大きく羽ばたいてください」
「卒業生の言葉」は代表の長嶋さん。中学1年生からの思い出を語り、「このクラス、この学年で一緒に中学校生活最後を迎えられたことを嬉しく思います。中学生活の一番の思い出は、ニュージーランドの修学旅行です。英語をはじめとして今まで中学で学んできたことを活かし、自分の実力を知ることができる機会でした。ホストファミリーと一緒に夕ご飯を作ったり、動物にご飯をあげたり、一生忘れられない思い出がたくさんできました。そしてこの修学旅行は自分の進路を決める大きな分岐点だったと思います。もっと英語に触れたいと考えるようになった人、異国の文化に興味を持ち始めた人、みんなそれぞれ大きな影響を受けたと思います。これから進む道はみんな違うけれど、これからもずっと絆を深めていけたら嬉しいです。これからの出会いを大切にし、時には誰かを支え、時には誰かに支えられながら未来に向かってまっすぐに歩んでいきます」
長嶋さんの言葉は、家族、先生方、学校関係者、周りのすべての方全員への感謝の言葉で締めくくられました。
卒業生の言葉
最後に全員でお別れの歌「A Whole New World」を英語で合唱し、卒業式は閉幕となりました。卒業生はチューリップの花を受け取り、会場を後にしました。

卒業生の言葉で長嶋唯さんも触れていましたが、この学年は20世紀生まれと21世紀生まれの人が1つの学年にいる100年に1度の学年でした。高校に入ったら、そんな奇跡を共にする新しい仲間がたくさん増えます。頭と身体を鍛え、心も鍛えて、自分の夢に向かう道筋を作る、そんな高校生活を送ってください。

卒業生各種受賞者一覧

  1. 内部表彰
    学園長賞 村松彩
    3ヵ年皆勤 平山佳奈、佐藤愛 村上夢奈
    1か年皆勤 高橋菜々子 田倉あゆ 土屋穂香、井上莉奈 五島奏 羽根有紗 山本麗奈
  2. 外部表彰
    日本私立中学高等学校連合会長賞 村上夢奈
    東京都体育協会東京都中学校体育連盟賞 土屋穂香
    東京都私立中学高等学校協会 第八支部保険体育研究会賞 井上莉奈

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)