letters皆さんこんにちは。校長の山内日出夫です。
毎月1回、校長としての私の感想や考えを「山内校長の【和顔愛語】(わげんあいご)」として、当ホームページで発信しています。学校のこと、生徒たちのこと、世の中のことなどを織り交ぜながら、皆さんと何かを共有できればと思います。どうかよろしくお願いします。

第62回目の今回は、「手紙」と題してお伝えします。

『突然かような手紙を差し上げますご無礼をお許し下さい。
私は、貴学園の近隣に住むものですが、最近、貴学園の生徒さんが学園の周囲を早朝に清掃されているのを拝見し、感激しました。
そして、清掃している生徒さんの表情が嫌々という様子ではなく、喜々としてとは申しませんが、当然という感じに見えます。出勤時に、生徒さんを見ますと、老年の私も一日清々しい気持ちで過ごせる気がします。
近頃は、若者たちの行状につき、何かと批判されることが少なくないご時世であり、社会にも荒んだ空気が漂っています。そういうときに、貴学園の生徒さんたちがご自分たちの学ぶ場の近辺を清潔にし、住みよい街にしようとする行為に敬意を表する次第です。貴学園の教育方針が素晴らしいことが感じられます。
今後も、このような生徒さんたちの行為がいつまでも続くことを願っています。
末筆ながら、貴学園の益々のご発展を祈っております』。

上記の文章は、4月末頃に頂いた匿名の手紙のものです。
公表した理由は、生徒たちにとって、さらに良い励みになったことへの御礼を申し上げたい気持ちからです。

桜花上記の文章に出てくる生徒たちは、本校のハンドボール部の生徒たちです。
学校で合宿の際や練習の合間に、学校の周囲や千歳烏山駅から本校までの通学路等の清掃奉仕に取り組んでくれています。
桜の季節等は、学校敷地内に植えられた桜の木々から散る桜花で、掃いても、掃いても、地面は桜花で敷き詰められていきますから、気の長いものに成っていきます。
それでも、部員総出で丁寧に掃き集められていく、桜花は、なぜか美しいままなのです。
咲く花も、散る花も、気持ちの込めようひとつです。

例年の様に、5月の連休は各部活の大会が目白押しでした。
その中から、バスケット部とハンドボール部へ応援に行きました。
バスケット部は、監督が交代してから5年目を向かえ、往年の強さ復活が課題となっていました。
昨年あたりから、ダブルスコアで負けていたチームから、勝利をもぎ取れる様になり、監督、選手たちも今期の意気込みは相当上がってきていました。
関東大会出場を懸けた試合では、前半戦リードされていたにもかかわらず、後半戦で逆転、6年ぶりに出場権を得ることができました。
 
またハンドボール部も、東京都の優勝戦では、いつものライバル校との戦いとなり、怪我で2名を欠いたにも関わらず、前半戦の劣勢を後半戦で挽回、優勝をものにして、関東大会へ駒を進めることができました。バレーボール部も私学主催の関東大会への出場が決定しました。

どの部も、試合での印象に残るものは、選手たちの「気持ちの強さ」、「あきらめない」といった精神性です。

創立者の言葉が、響きます。「たいせつなのは、心を鍛えることです」。
学業でも、部活でも、奉仕でも、「もとのもと」となるものが、なければ成りません。

お手紙ありがとうございました。

(佼成学園女子中学高等学校校長 山内日出夫)