鶴ヶ城見学6月15日~17日の3日間、スーパーグローバルクラス(以下SGクラス)2期生は福島県会津若松市で会津大学ワークショップ夏合宿を行いました。会津での合宿は今年で2年目となります。

この合宿の全体には、

  1. 来年度から始まるタイフィールドワークに向けての事前学習として必要な知識を身に付け、異文化への理解を深める。
  2. 会津大学に留学している留学生とディスカッションを行い、他国の社会問題について関心を深める。
  3. 会津の文化や歴史を通して、日本人としてのアイデンティティを身に付ける。
  4. タイフィールドワークでの個別テーマについて考える。

という4つの目的があります。
今年は11名で会津へお邪魔しました。今回は2日間の合宿の報告をさせて頂きます。

<6月15日>
・鶴ヶ城見学
合宿初日は鶴ヶ城へ行き、ボランティアガイドの方から会津の歴史や白虎隊のことについて説明をしてもらいました。また、その後生徒達は鶴ヶ城の中を見学しました。

鶴ヶ城見学

鶴ヶ城見学

・宍戸教頭より
夜は宍戸教頭よりこれからSGクラスで学んでいく上での心構えを話してもらいました。
ハワイ語で、ホ・オポノポノ(Hoʻoponopono)呼ばれている伝統的な問題解決法を例に出しながら、SGH研究テーマの一つでもある「異文化理解」について教えてもらいました。宍戸教頭から、人間の持つ悩みの最も多くは人間関係であり、その問題をどう解決していくのか、人と人との関係・異文化を理解すると言うことはどういくことか、相手を許し認めるということはどういう事かということを詳しく教えてもらいました。また、このクラスでどうしたら争いや諍いを平和的に解決できるかということを考えられる人間になって欲しいというメッセージが伝えられました。

・国際文化授業の発表
更に後半では合宿に向けて生徒達は国際文化の授業内で、会津大学ワークショップで交流する留学生徒の出身国について調べていました。合宿初日の夜には、パワーポイントを使いながらグループで調べたことを発表しました。短い時間の中で、生徒達は詳しく調べ挙げていました。パワーポイントもそれぞれのグループの個性が出ているものに仕上がっていました。

国際文化授業の発表

国際文化授業の発表

<6月16日>
・会津大学ワークショップ
いよいよ合宿のメインである会津大学でのワークショップがスタートしました。ワークショップの目的は、「様々な国の人たちから直接出身国の話を聴き、国際的な知識を身に付け視野を広げる」ことです。今回は、スリランカ・ベトナム・カメルーンの留学生3名がプログラムに協力してくださいました。留学生のみなさんによる自国の文化についての発表を生徒たちは熱心に聴き入っていました。

その後、生徒たちは班ごとに分かれ、留学生と共に発表で聞いた内容や事前に調べていたことをまとめる作業を行いました。英語で質問し、積極的に留学生とコミュニケーションをしながら作業を進めていました。どの班も楽しそうに留学生と課題に取り組んでいる姿を見ることが出来ました。また、自主的にグループの中でまとめ役となり、ディスカッションや発表が円滑に進むよう、更に全員が話し合いに参加出来るよう気を配るなど、リーダーシップを発揮している生徒がいました。

会津大学ワークショップ

会津大学ワークショップ

会津大学ワークショップ

会津大学ワークショップ

各班の発は、昨年と同様に個性豊かなものに仕上がり、留学生の出身国のカラー(国旗の色やその国のイメージカラー)を意識したポスターには、それぞれの文化についてイラストを加えて分かりやすく描かれていました。

発表

発表

発表

発表

・講演会
午後は、タイフェアトレードの研究をされている佐藤宗太先生より講義をしていただきました。佐藤先生は大学時代に出会ったタイのストリートチルドレンに衝撃を受け、タイの貧困解決の為尽力してこられました。また、アジアの架け橋になるため、タイでのフェアトレード活動を始め、山岳民族への技術支援や教育支援、一村一品運動、フェアトレード商品作りを行っています。フェアトレードとは何か、どのような課題があるかパワーポイントを使い、丁寧に説明して下さいました。来年彼女たちがタイに行く際に、研究テーマの一つになるフェアトレードについて熱心に聴いていました。

講演会

講演会

今回のワークショップでは、異国の文化や留学生から見た日本の状況を知ることが出来ました。日本では当たり前であることが他国では違うなど、インターネットや本だけでは知ることのできない生の声を聞くことが出来ました。生徒たちはそれだけでなく、グローバルリーダーになるためには、国内だけでなく、世界中で起きている問題に目を向け解決していくには英語力とコミュニケーション能力が必要不可欠であるということを痛感したと思います。

この合宿は、日本人としてのアイデンティティと異文化を同時に理解できる3日間でした。これから、来年度のタイフィールドワークに向けて本格的に事前学習が始まります。この合宿中に生徒たちは実際にタイフィールドワークを実施するための基盤づくり、研究テーマのイメージが出来たと思います。3日間で学んだことをタイやイギリス、その先にある自分たちの未来で活かしてくれることを願います。
最後に、今回たくさんの方々に本当にお世話になりました。3日間の合宿が無事に成功できるようサポートして下さった立正佼成会会津教会の皆様、ワークショップに向けてご協力して下さった会津大学の先生方に厚く 御礼申し上げます。

(文責:国際部)