vegetables皆さんこんにちは。校長の山内日出夫です。
毎月1回、校長としての私の感想や考えを「山内校長の【和顔愛語】(わげんあいご)」として、当ホームページで発信しています。学校のこと、生徒たちのこと、世の中のことなどを織り交ぜながら、皆さんと何かを共有できればと思います。どうかよろしくお願いします。

第64回目の今回は、「アラカルト」と題してお伝えします。

普段何気なく使っている言葉に「アラカルト」があります。
○○のアラカルト、△△のアラカルト等々、日本語としては、「いろいろ」「好みに」と種類を表す意味で使っている言葉なのだろうか?と思います。
もととなっていますのは、ご承知のように料理から来ています。
改めて辞書を引きますと、アラカルトの意味は次のように出てきます。
「あらかじめ数種の料理をセットにした定食・コース料理(仏: table d’hôte ターブルドート)に対し、アラカルト(仏: à la carte)はオードブル、スープ、魚料理、肉料理、デザート、飲み物などを客がそれぞれ個別に選んで注文すること」とあります。

7月の学校は、まさしく「アラカルト」です。
代表的なものだけで、次のようなものが用意されています。
期末テスト、英国修学旅行、英国ブライトン語学研修、タイ(チェンマイ、チェンライ、バンコク)フィールドワーク、中国(北京、内モンゴル)フィールドワーク、ニュージーランド留学コース現地合宿、スリランカ派遣(8月)準備学習、イングリッシュ・サマーキャンプ、ヤングアメリカンズ(歌やダンスのショーを作り上げる教育活動)、勉強合宿等々です。
ここに部活動の大会や全国大会出場準備等が加わってきます。
生徒たちも、教員たちも、事務職員たち全てのスタッフたちも、みんなが「アラカルト」になります。

globe斯く言う私も「アラカルト」状態です。
文部科学省から第一次指定を頂いたSGH(スーパーグローバルハイスクール)は、3年目を迎えるところから、中間評価を下されることになりました。
過日、担当者と共に文部科学省へ行き、審査委員会の審査を受けてきました。
詳細は省きますが、審査委員の方々の質疑に応えていく中で、「これだけの充実した事柄を、今、本校は進めているのだ」と実感することができました。
この間、生徒たちが7ヵ国との交流事業に参加できるような仕組みを、本校は作り上げることができました。
そして参加する生徒たちには事前事後学習として、専門家の招聘、年代の近いピアサポート等々を行っています。
また、現地国に駐在する人からスカイプによって現地の様子をダイレクトに伝えて頂き、保護者同伴で質問形式での情報共有にも努めています。
この様に生徒たちには、国内で学んで得た事柄と現地でのフィールドワークとの間で、巧みに「化学変化」を起こすことができるように工夫を凝らしてきています。

中には、気分一新をさせた「アラカルト」もありました。
私は東北の福島県出身ですから、3.11の震災は心から離れません。
多くの人たちが、今でも支援活動をしていますが、その代表的なひとりに歌手の八神純子(敬称略)がいます。
本校の吹奏楽部を指導して下さっている「東京佼成ウィンドオーケストラ」とのコラボ演奏会があり聴きに行ってきました。
彼女の圧倒的な声量とオーケストラの迫真の音量に、人々を支えるための不思議な「化学変化」が会場に伝わっていました。

学校の「アラカルト」、それは、ひと味増した「化学変化」を起こし・興します。

(佼成学園女子中学高等学校校長 山内日出夫)