広島カープ皆さんこんにちは。校長の山内日出夫です。
毎月1回、校長としての私の感想や考えを「山内校長の【和顔愛語】(わげんあいご)」として、当ホームページで発信しています。学校のこと、生徒たちのこと、世の中のことなどを織り交ぜながら、皆さんと何かを共有できればと思います。どうかよろしくお願いします。

第69回目の今回は、「流行語大賞から」と題してお伝えします。

今年の流行語大賞に「神がかっている」様を表現した省略語「神ってる」が決まりました。
プロ野球・広島カープの緒方孝市監督が6月18日、2試合連続サヨナラホームランを放った鈴木誠也選手の「神がかった」活躍を「神ってる」とインタビューで表現したことから、その後の広島カープの好調ぶりを象徴する言葉にふくらんでいきました。
そしてチームは1991年以来25年ぶりのリーグ優勝を果すことになります。

また広島カープと言えば、3年前ほどにNHKのニュース番組で「カープ女子」といった言葉と共に、その活動が取り上げられ、いつしか世間に「カープ女子」現象を言わしめていった感があります。
それは在京のカープファンから起きた現象と言われています。
今ではプロ野球も「プロ野球=(イコール)男性ファン」といった世間的認知から脱却、「女子応援」の姿が各チームとも目立ち、その姿を認知させた「カープ女子」の功績には大きいものがあると思います。

高校野球の世界でも「女子」に関したニュースがありました。
今夏の甲子園大会で練習補助に参加した女子マネジャーが、大会本部から制止されたのです。
大会参加校の手引きに「練習補助員は男子部員に限る」とあり、「危険防止」を理由に制止したと報道されていました。
このニュースが流れると、多くの人たちが反応し、制止に対する疑問が数多くインターネットや報道そして高野連等々に寄せられました。

問題を受けた日本高校野球連盟は検討に入り、先月(11月)下旬、理事会を開き、次のように定められたと報道されていました。

「甲子園練習への女子マネジャー参加について、制限付きで認めることを決めた。
来年1月にある選抜大会と全国選手権大会の両運営委員会で最終的に承認され、来春の第89回選抜大会から参加できる見通しとなった」。

このことを誰もが「バランスのとれた良き決断だ」と歓迎、評価するのではないでしょうか。

ポインセチアこれらの様な出来事を振り返りますと、ここに挙げた事柄のみではなく「女子」の勢いは、あらゆる世界に進出しているのではないだろうかと思えるのです。
事柄によっては大きくあるいはさざ波のように、多少の抵抗に遭いながらも、めげずに男子、女子の垣根を取り除いている姿には多くの拍手が送られています。
それだけ男女ともに素通りしてきたことがこの世には在り、よくよく観察すると「おかしいのでは」と、気づかされるからです。
この気づきこそが「神ってる」と賞賛される「世」であれば……と思います。

今年も、暮れていきます。
どの様な「年」が明けるのか、楽しみな日々です。

(佼成学園女子中学高等学校校長 山内日出夫)