帰国報告会12月17日(土)本校講堂にて、1年間のニュージーランド留学を終えて帰国を果たした特進留学コース(KGGS)12期生19名による帰国報告会が行われました。
この日は、12期生の保護者の方々のほか、来年の留学を控えた13期生の生徒と保護者の方々、短期中期留学を予定する高校生や中学生、また本校の留学プログラムに関心をお持ちの受験予定者の方々も多数ご来場され、12期生の英語による発表、報告に熱心に耳を傾けました。

今年の12期生たちは、ニュージーランドで約1年間の留学を終えた後、オーストラリアのシドニー大学で2週間、SGHテーマに即した内容の講義を受講してきており、この日は、そこで磨きをかけた研究テーマの発表も行われました。
12期生たちの英語力が格段に上がっていたのはもちろんのことですが、それよりも何よりも、彼女たちの生き生きした表情、堂々たる発表態度、身体からあふれ出る達成感はすばらしく、留学生活がどんなものだったのかを物語っているようでした。

山内校長まずは山内校長よりご来場の方々への御礼の挨拶がありました。
「12期生たちは、ニュージーランドでの1年間、自らの目標を達成して、無事に帰国をしてくれました。人間的な魅力、そして知的な能力をしっかりと高めて本校に戻ってきてくれました。留学中のたくさんの困難なことを、一人一人の努力で乗り越えたからこそだと思います。彼女たちにとってはこの1年間は一生の宝物になり、これからの人生を歩むうえで、大きな大きな心のバネになってくれるに違いありません」

続いて、12期生による英語での報告が行われました。
第1部は、SGHテーマ「フィールドワークを通じた多民族社会における平和的発展の研究」の研究成果発表です。

  1. 西欧以外の国々からのニュージーランドへの移住と平和的多民族社会の構成
  2. 多民族社会に平和をもたらす共通理解 -ニュージーランドにおけるマオリ文化の事例―
  3. マオリ文化の復興を目指して -言語を中心に―
  4. 先住民言語学習の重要性 -Sacred Heart Collegeにおけるマオリ語教育―

帰国報告第2部は、留学先の学校別に2名または3名による発表が行われました。留学準備から始まり、現地でのホストファミリーとの生活、学校の様子が網羅される内容となりました。

  1. KGGS入学から出発までの10か月
  2. KGGS留学中の1年間
  3. ステイ先のホストファミリーについて
  4. 現地校での学校生活
  5. 現地校の授業の特色
  6. 現地校での現地の生徒、他の留学生との関わり
  7. 現地校の学校行事
  8. ニュージーランドでのボランティア活動
  9. 現地校での宗教教育

プレゼンテーションの後は、この日のゲスト、青山学院大学地球社会共生学部学部長の平澤典男先生から、とてもあたたかいご講評をいただきました。

青山学院大学地球社会共生学部学部長の平澤典男先生「皆さん、すばらしい英語力を身につけ、現地を調査することも少しずつ分かってきました。次は、それらの力をどう使うかということを考えて、結論を出し、将来に備えてもらいたいと思います。人間は動物と違って自分の将来を予想することができます。皆さん方は、30年後には社会の中心です。社会は日本だけではない。地球の中で、皆さんは中堅であり、世界を動かす存在です。どういう社会になっているのかを今想像し、その将来にどういう役割を持ちたいのかを、今から考えてもらいたいと思います」

最後に平澤先生は「Share the gift」という言葉をプレゼントしてくださいました。「giftとは、神が一人一人の人間に与えた天賦の能力です。皆さんの能力をみんなでシェアする、社会のため、地球のために使うことを考えてください」

平澤先生が学部長をしていらっしゃる青山学院大学地球社会共生学部は、来年から本格的に、本校の特進留学コースとスーパーグローバルクラスと、包括的な教育連携を行うことになっており、さっそく12月19日には、両校でワークショップを行う予定になっています。

最後に保護者代表スピーチとして、竹内様よりお言葉をいただきました。
「皆さんが元気で戻ってきてくれたことで、本当にほっとしたというのが保護者として正直な気持ちです。留学先では、感動したこと、楽しかったこと、たくさんあると思いますけれども、それ以上に言葉の壁、文化の違い、こういった中で勉強だけではないクラスのお友達との関係など、本当に多くの悩みを抱えて、みんなで乗り越えてきてくれたことと思います。先ほど英語で堂々とスピーチされているのを見て、現地で本当にがんばって勉強してきてくれたんだなということがよくわかりました。保護者の一人として、本当に感動しましたし、皆さんのことを誇りに思います。高2という若い時期に海外生活で得られた経験、英語の力、これは皆さんの将来の可能性を広げる大きな財産になると信じています。
私たち保護者は、普段は皆さんにとっては口うるさい存在だと思いますが、いつでも皆さんに味方ですし、応援団であり続けたいと思います」

12期生の保護者の方々には、お子さんたちの充実した1年間を改めて感じていただけたことと存じます。来年の今頃、留学を終えてこの舞台に立つであろう13期生たちは少しプレッシャーを感じたかもしれませんが、1日1日をコツコツと積み重ねていけばよいのだということを信じて、来年1月からの留学生活に臨んでもらいたいと思います。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)