高等学校卒業式平成29年3月11日(土)、本校講堂にて、佼成学園女子高等学校の卒業式が執り行われました。今年、母校を巣立っていく卒業生は194名。卒業生の皆さん、3年間見守ってこられた保護者の方々、卒業おめでとうございます!

高校卒業式のこの日は、空気は少し冷たくとも、確実に春に近づいているのが感じられる晴天となりました。保護者の方々や教職員、在校生の拍手に迎えられて卒業生たちが入場。吹奏楽部による「Dublin Pictures」の演奏が華を添えました。

卒業証書授与では、クラス担任の先生が全員の名前を読み上げると、1人1人が返事をして起立し、最後にクラス代表が壇上で全員分の卒業証書を受け取ります。この日、A組29名、B組30名、C組33名、D組33名、E組30名、F組39名、計194名が卒業証書を授与されました。例年の卒業式では、受験やインフルエンザなどでやむを得ない欠席者が出ますが、今年度の卒業式では全員が卒業式に出席できたのも嬉しいことでした。

山内校長山内校長は告示で、坂村真民の詩のなかから、卒業式にふさわしい「一つ」という詩を朗読してくださいました。
「『一つの光を みつめて行くのだ 一つの道を たずねて歩くのだ
一つの事を つづけて進むのだ 他を求めようとせず ただ一つを目指し
それを深め 極めるのだ』
この詩にあるように、自らを確かなものにしていただきたい。そのためには、自らを信じ、自らを愛し、誇りを持ち続けること。自信、自愛、自尊、この3つの心持があれば、皆さんは節目節目で花を咲かせていけるに違いありません」

椎名理事長は、庭野学園長の論告を代読して下さいました。
「私たちは生きていく中で、様々な問題に直面します。それは何も特別なことではなく、誰にでも訪れる当たり前のことですけれども、立ちふさがる壁の前で暗くふさぎこんでしまう人もいれば、困難なことも前向きに受け止め、明るく生きられる人もいます。そこで、皆さんが人生を明るく過ごすための心の習慣を紹介したいと思います。
その一つは、今を大切にするという習慣です。私たちは明日もまた今日と同じような1日がやってくると思っていますが、今日と同じ明日を迎えられる保証はどこにもありません、自覚的に使える唯一の時間は今しかないのです。朝、家族に挨拶をする。学校や職場で友達や同僚と合う。そのときいつもの顔だと思って会うのと、その時が最後かもしれない。と思って会うのとでは、言葉も態度も違ってくる。一期一会と思えば、相手を大切に思って明るく楽しい時間を過ごそうとするでしょう。今を大切にする習慣は、充実した人生につながります。
二つ目は、物事を肯定的に受け止め、感謝を忘れないという習慣です。悩みや苦しみは、自分の思い通りにしたいという気持ちや、好き嫌いの感情から生まれます。しかしいつも自分の思い通りに事が運ぶわけではなく、思い通りにならないという不満があると、苦しみや悩みになるのです。こうした考え方をしていると、私たちはいつまでたっても苦労から脱却できません。そこで大切になるのが、物事を肯定的に受け止めるという心の習慣です。
ただ、肯定的に受け止めるというのは、それで満足しなさいということではありません。例えばテストの点が50点だったとき、50点しか取れないのは自分に意味があったからと素直に認めると、次に何をしたらいいのかが冷静に見極められると思います。
感謝という意味では、日常で「ありがとう」という言葉を口にする習慣も、人生を明るく過ごすうえで大切なことです。やみくもに「ありがとう」というのはおかしなことと思うかもしれませんが、私たちは自覚をしていないだけで、空気や水やありとあらゆるものに生かされています。ですから、「ありがたい」「ありがとう」という気持ちを持って生きることは、明るく楽しく充実した人生を過ごすのに必要な心掛けと言えると思います。
私たちは二度とない人生を歩んでいます。ぜひこの時を大切にして、物事を肯定的に受け止め、感謝を忘れずに歩んでいきましょう」

引き続き、椎名理事長より学園長賞、山内校長から3カ年皆勤賞、東京都知事賞等の表彰が行われました。

表彰
表彰
送辞は在校生徒代表の生徒会長、村野さんより。卒業していく先輩たちへの感謝と尊敬の気持ち、そしてともに過ごした時間の思い出を語り、最後に松尾芭蕉の不易流行という言葉を引用しました。
「江戸時代の俳人、松尾芭蕉は“不易流行”という言葉を残しました。本質を大切にし、新たなことに挑戦していくことの重要性を教えてくれる言葉です。先輩方から継承した素晴らしい伝統を大切にしながら、新しいわたくしたちの学校を築き上げていきたいと思います。私たち在校生は皆様の母校を、佼成学園女子高等学校を、高い志をもって益々誇れる学校にしていくことをここに誓います」
送辞
答辞
卒業生代表の答辞は荒井さん。入学してからの行事の思い出とともに、同級生たち、そして荒井さん自身が様々な体験を通じて友情を深め、人間的にも成長していったことを伝えてくれました。
「この3年間にはたくさんの出来事が詰まっています。友達と他愛のない話をして帰ったこと、定期試験前はいつも教室に残って一緒に勉強したこと、その時にはなんでもないことでも、今思うと大切な時間だったんだなあと噛みしめています。そんな日々が送れていたのは、たくさんの人たちの支えがあったからです」
荒井さんの答辞は、教職員、在校生、保護者の方々、そして仲間への感謝の言葉で締めくくられました。
最後に「旅立ちの日に」と校歌を斉唱し、卒業生たちは退場していきました。
閉会の辞での井上教頭からの言葉にもありましたが、卒業生たちに幸多からんことを、心から願っています。

【卒業生各種受賞者一覧】
●内部表彰

学園長賞 B組 佐藤舞
三カ年皆勤賞
A組 鈴木絵里香
B組 有藤瑛麻、深見乃亜、山崎繭子
C組 小沢凪歩、杉谷環、平尾萌
D組 齋藤麻也香、三好晴子
E組 朝戸玲奈、二上奈央、不動千夏

●外部表彰

〇東京都知事賞 志田萌絵
〇東京都私学財団賞 文化・スポーツ活動賞 徳田百花、吉田瑞萌
〇日本私立中学高等学校連合会長賞 黒澤実加
〇東京都高等学校体育連盟体育優良生徒 二上奈央
〇東京私立中学高等学校協会第八支部保健体育研究会賞 不動千夏
〇東京都高等学校文化連盟文化活動優良生徒 徳田百花、丹野紗矢香
〇平成28年度東京都高等学校体育連盟優秀校(ハンドボール部)
〇平成28年度東京都高等学校体育連盟優秀選手(ハンドボール) 吉田瑞萌
〇平成28年度東京都高等学校体育連盟ハンドボール専門部年間優秀選手 山本季虹、植松莉子、平川愛、稲木彩乃、山田美穂
〇東京都体育協会 平成28年度第71回体育大会 少年女子(ハンドボール)第5位 山本季虹、植松莉子、平川愛、稲木彩乃、山田美穂、吉田瑞萌
〇平成28年度東京都ハンドボール協会優秀選手
・平成28年度第24回日・韓・中ジュニア交流競技会出場 吉田瑞萌
〇平成28年度東京都高等学校体育連盟バスケットボール女子部年間優秀選手賞 安居日奈子
〇東京都高等学校吹奏楽連盟理事長賞 市川結衣
〇平成28年度 第19回高校生新聞社賞 渡邊千尋

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)