終業式3月24日(金)、今年度の締めくくりとなる3学期終業式が行われました。卒業式を終えた高3、中3不在が寂しく思えますが、4月からはまた新入生たちが新たな個性を吹き込んでくれることを思うと、春休み明けが待ち遠しくもあります。年度の最後ということで英検合格者が発表され、過去最多数の1級及び準1級取得者を出すことができました。

■学校長訓話
「卒業式では、大学に、専門学校に、社会に飛び立っていく卒業生の皆さんが、答辞という形で後輩の皆さんに言葉を残していきます。
高3は荒井さんが代表して答辞を読まれました。
「楽しい気持ち、苦しい気持ち、色々な感情を共有してきた仲間たち。自分の身近な存在である皆が、部活動や委員会活動で活躍している姿は、とてもいい刺激となり、私を奮い立たせてくれるエネルギーとなりました。悩んでいるとき、うまくいかないとき、すぐに手を差し伸べてくれたのも仲間でした。あたり前の景色にはいつも皆がいました。机を合わせてお弁当を食べた昼休み。バレンタインには皆でチョコを交換したね。たとえ小さなことでも、私は忘れません」
そして中3は伊藤さん。
「6年前の東日本大震災。小学校3年生だった私は東京にいてさえ余震におびえていました。復旧作業は今なお終わりが見えません。被災地の作物を避けてしまう、避難者をいじめる等の問題もまだ続いています。私たちは正しい情報を自分で選び、自分で考え、自分で判断していかなくてはいけません。また自分の知らないことを無視したり拒絶したりするのではなく、臨機応変に受け入れる柔軟さが必要だと思います。このことを中1だった私たちに言ってあげたいです」
高3の荒井さんは仲間から刺激を受け、それを自らのエネルギーとしました。また仲間たちがお互いにお互いを支えあってきた学校生活を過ごすことができたという感謝の気持ちを、後輩であるあなた方に伝えました。中3の伊藤さんは、東日本大震災の社会的な事柄にまで目を向け、最近とみに起きているいじめの問題について強く憤りを感じたことを答辞で述べています。この二人の答辞に共通すること、それは相手に対する共感です。相手の気持ち、相手の体験、そうしたものを自分のものとして成長の糧にできる力です。
ある卒業生は、私にこんな話をしてくれました。彼女は中学時代から看護師になろうと考えていましたが、その動機は東日本大震災でした。多くの人たちが津波で流され傷ついた姿を見聞きし、人の命を支えたい、救いたい、そういう思いにかられたとのことでした。彼女は、国立看護大学校に合格しました。卒業したら専門職として、大きな活躍が期待される学校です。そこに合格をしたということはすばらしいことですが、それ以上にすごいこと、立派なことは、彼女が東日本大震災に傷ついた人たちに共感して、その共感の中から自分の目標、夢、生きがいをみつけていったことです。
この時代、生きていくことで最も必要なこと、それは家族に対して、仲間たちに対して、いろんな地球上で起こる多様なことに対して共感する力です。その共感から、自らの将来の展望、生きがい、夢、志といったことを発見していく学校生活を送ってほしいと願っています。
人生が夢を作るのではありません。夢が人生を作るのです。夢があなたがたの人生を作るのです。ぜひ、大きな夢を抱いて、志をもって、学校生活を送って下さい」

■ 表彰

  • 1か年皆勤賞 中1 3名、中2 3名、高1 43名 高2 46名
  • 第3回英語検定(希望者のみ受験) 
    1級 2名(高3、中2)
    準1級 4名
    2級 22名
    今年度の英検は、1級合格者4人、準1級40名という、過去最大の取得者数となりました。
  • 中学学力テスト成績優秀者 ベネッセ学力推移調査 全国偏差値60以上 中1 4名、中2 2名
  • 第66回八支部英語スピーチコンテスト 外国滞在経験者の部 第3位入賞
  • 書道部
    第7回全国青少年書き初め大会 第4位高等学校文化連盟全国書道専門部会長賞、8位審査委員奨励賞(団体) 
    第32回全国学生書き初め展覧会 第3位学年優勝杯 第6位日本書き初め特別大賞
    第34回ふれあい書道展 第2位広島県議会議長賞、第9位ふれあい書道審査長賞
    第5回柴又帝釈天全国書道コンクール 第1位柴又帝釈天賞 第7位読売新聞社賞
    第22回全日本高等学校書道コンクール 第1位大賞、第2位準大賞

終業式の最後に退任される先生方の離任式も行われ、ご挨拶をいただきました。本当にお世話になりました。これからのご活躍をお祈りします。

SF実行委員、乙女祭実行委員も決まり、次の行事に向けて生徒たちは動き出しています。4月には新しい後輩たちが入学してきます。楽しく有意義な春休みを過ごして下さい。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)