合同春合宿3月12~13日、スーパーグローバルクラス1期生と2期生は、立正佼成会第二団参会館と佼成学園男子校の教室をお借りして、1泊2日の合同合宿を実施しました。
今回の合宿の主目的は、学年の垣根を越えた交流を通じ、1期生の成功体験や失敗体験を2期生が共有して、生徒たち自身が学び合うことにあります。以下、この合宿での活動をご紹介します。今回も盛りだくさんの合宿でした。

◇「外国人おもてなし語学ボランティア」育成講座(1期生・2期生合同)

ボランティア育成講座東京都は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を見据え、外国人観光客等が安心して滞在できる環境を整えるため、「外国人おもてなし語学ボランティア」を2019年度までに3万5千人育成する目標を掲げています。今回、東京都によるボランティア育成講座を出張開催して頂きました。おもてなしに必要な心構えや技術について、ペアワークやグループワークを通じてアクティブに学びました。今後、街なかで困っていそうな外国人観光客を見かけたとき、ぜひ積極的に声をかけてほしいですね。

◇ロンドン研修事前学習会(1期生)

ロンドン研修事前学習会この春に高校3年生に進級する1期生は、4月16日~5月27日の42日間を英国の首都ロンドンで過ごします。ロンドン大学SOAS校での研修を目前にし、現地の生活を想定したケーススタディに取り組みました。たとえば、「湯船にお湯をためてお風呂を楽しんだら、ホストファーザーに怒られてしまった」「ホスト宅の自分の部屋の机の上にお金を置いていたら無くなってしまった」などの具体的なケースに対して、グループで対処法を相談して発表し合いました。SOASでの研修は初めてですが、このケーススタディは13年間の特進留学コースで発生した様々なトラブルを反映させたものです。生徒たちはリアリティのある問題に熱心に取り組んでいました。

◇カンボジア料理店でランチ(2期生)

カンボジア料理2期生は地下鉄に乗って代々木へ移動し、カンボジア料理店「アンコールワット」で昼食をとりました。カンボジアから移住してきたご一家が経営している人気店です。クイティウというライスヌードルや、チキンココナッツカレーを美味しく頂きました。それにしても、2期生はいつも食欲旺盛ですね。

◇イスラム教寺院訪問(2期生)

イスラム教寺院訪問代々木上原にあるイスラム教寺院、東京ジャーミィを訪問しました。東京ジャーミィでは毎週土日14時半から、日本語ガイドによる案内で礼拝の様子を見学できます。生徒たちはスカーフを頭に巻いて礼拝場に入りました。礼拝場内の鮮やかなステンドグラスや精緻な幾何学模様は実に壮麗です。この日はちょうど結婚式が行われており、私たちは幸運にもイスラム教徒の新婚さんを見ることができました。
ガイドの下山さんによるイスラム教のお話は本当に勉強になります。神と人の垂直関係だけでなく人と人の水平関係がイスラム教を普遍化したことや、一見すると男尊女卑に思われる決まりごとが信仰においてどういう意味を持つかなど、大いに学ばせていただきました。

◇秦辰也教授「アジアの人々と共に生きる」講演(1期生・2期生合同)

秦辰也教授講演近畿大学国際学部の秦辰也教授は、東南アジアにおける民主化問題や宗教・民族問題、貧困問題に対する市民社会の動きやNPO/NGOの取り組みなどについて研究されています。秦先生ご自身も、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会で長年にわたり教育支援活動を進めてこられました。今回、これまで先生が携わってきた具体的なNPO活動のうち、少数民族の村に絵本を届ける運動などをご紹介して頂きました。
講演後の質疑応答の時間には、1期生から次々と具体的な質問が出ました。少数民族が住む地域で教育を普及させることの問題点について生徒が質問すると、秦先生は国が政策的に教育を普及させることによって優秀な若者が都市へと流出する弊害が生じている点を指摘されました。教育の普及といえば善いことだと私たちは考えがちですが、物事には負の側面もあるということです。そして、その課題解決のためには、教育カリキュラムに地域性を絡め、それぞれの村の良さや民族の誇りを保つ方法を考える必要があると教えて下さいました。質疑応答を通じて、途上国が抱える教育問題の複雑さが見えてきて、大いに問題意識を喚起されました。

その2に続きます。

(文責:国際部 秋田・崎山)