帰国報告会12月16日(土)、1年間のニュージーランド留学を終えて帰国をした特進留学コース(KGGS)13期生25名による帰国報告会が、本校講堂にて行われました。自信に満ちた表情で、現地で行った研究成果の発表や留学生活の様子を英語でプレゼンテーションする様子は、保護者の方々にもとても頼もしく見えたに違いありません。

12月3日に帰国して約2週間、KGGS13期生たちは万全の準備をしてこの日を迎えました。会場には、保護者の方々や来年1月からの留学をひかえた14期生の他、中期留学を予定する中学3年生、また留学プログラムに関心をお持ちの受験生の皆さんなど、多数の方々においでいただきました。

宍戸校長宍戸校長からは、先月のSGH全国高校生フォーラムでの本校生徒の最優秀賞受賞という嬉しい報告がありました。「英語の佼成、グローバルの佼成と評されるような本校の手作りの教育の取り組みが社会で認められたものということで、全校あげて大変喜んでいます。今年15年目を迎えるKGGS留学コースは、21世紀型教育で求められる力を日々の留学生活の中で培うことができます。今、ここでみんなが笑顔で座っていますが、1年間親元を離れて生活する中で、多くの問題や辛いことがたくさんあったと思います。英語の能力は、彼女たちが伸びた部分の1側面に過ぎません。留学によって培われた人間力、それこそが彼女たちの将来に本当に役立つものだと私は考えています」

続いて、13期生による英語での発表およびプレゼンテーションが行われました。
第1部は、SGHテーマ「フィールドワークを通じた多民族社会における平和的発展の研究」の研究成果発表、第2部は13期生全員による留学生活等についてのプレゼンテーションです。

【第1部】

  1. 国際化が進む時代における先住民族の果たす役割(古賀さん)
  2. ニュージーランドにおける宗教教育(渡邉さん)

【第2部】

  1. ニュージーランド留学までの佼成女子ですごす10か月の取り組み
  2. ニュージーランドで実施する3回の合宿について
  3. ニュージーランドの歴史、地理、気候について
  4. ワイカト地区の魅力
  5. タウランガ地区のご紹介
  6. ネイピア、ホークスベイ地域についてのご紹介
  7. 現地校での授業の特徴について
  8. ニュージーランドでの英語の勉強法
  9. 現地校の宗教教育について
  10. 学校の課外活動について
  11. ニュージーランドでのボランティア活動とフィールドワークの紹介
  12. ホストファミリーとの生活
プレゼンテーション
プレゼンテーション
平澤典男先生プレゼンテーションの後は、この日のゲスト、青山学院大学地球社会共生学部学部長の平澤典男先生からお話をいただきました。
「留学は、一昔前は1部のエリートがするものでした。しかしこれからの時代は、留学は普通の人がするべき時代です。皆さんは一足先に立派な留学をしてきました。これからは、後輩、友人たちに留学のすばらしさ、楽しさ、これから面白いことが開けてくるという希望を伝える義務がある。そういう意味では、あなたたちはリーダーです。リーダーシップを大いに発揮して、後輩たちにいい影響を与えてもらいたい。主体性、積極性、協調性、リーダーシップ、対人関係構築力等、そういったことをいちばん学べるのが留学です。グローバル人材としての価値観を学べるのが、留学なのです。皆さんの楽しい留学は終わりました。ここから次のステップがスタートするはずです。そしてあなた方はできるはずです」
青山学院大学地球社会共生学部は、本校の特進留学コース、スーパーグローバルクラスと包括的な教育連携を行っており、両校でワークショップ等を行っています。平澤先生には、昨年もこの報告会でご講評をいただいておりますが、今年も生徒たちにあたたかいお言葉をいただきました。本当にありがとうございました。

最後に、13期生保護者代表の古賀さんの挨拶。最初におっしゃった「無事に帰ってきてくれて、本当に安心しております」という言葉は、保護者の方々全員のお気持ちだと思います。お子さんが出発してから、先生の報告やほかの親御さんとの情報交換で一喜一憂して、お子さんからのビデオメッセージが楽しそうな様子だったので、スムーズに留学生活が送れていると思っていたそうです。でも実はお子さんが家族に心配をかけまいと、トラブルや困ったことなど一切伝えていなかった。それを知ったのは、帰国後のことだったそうです。
「留学はそんなに甘くはなかったようですが、そういう苦労はうちの子に限ったことではありません。みんなそれぞれに孤独や困難を乗り越え、この留学を成功させることができましたが、それは一人一人クラスメイトの存在が大きな励みになっていたようです。皆さん本当によくがんばってくれたと思います。1年もの間、親に頼ることなく、異文化の中で、毎日自分の力で切り開いていった経験は、想像以上に子供たちを成長させてくれたように思います。帰国した娘から、日本ではなかなか理解しにくい宗教観や、移民の国ニュージーランドならではの人種間の話などを聞き、どれだけ多くのことを学んできたのかと驚かされました。この留学では、英語力以上に、これから歩んでいく上での自信と自分を成長させていく力強いエンジンを手に入れたのではないかと思います」

英語力だけでなく、人間としての力を身につけて帰ってきた留学生たち。ニュージーランドでの様々な文化や出会った人たちとの刺激により、自身の将来像も見えてきたかもしれません。彼女たちの未来は本当にこれからです。留学で手に入れた“力強いエンジン”にさらに磨きをかけて、世界に羽ばたいていってもらいたいと思います。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)