ニュージーランド1月20日(土)~23日(火)の3泊4日、中学3年生の希望者9名がニュージーランド中期留学のスタートとして、オークランドでオリエンテーション合宿を実施しました。

中学3年生は、3年間の集大成として1月15日から5泊6日の日程で、ニュージーランド修学旅行に参加しました。そこから、帰国する国内組と、現地に残って約2ヶ月半滞在する中期留学組に分かれます。修学旅行の最終日、国内組が中期留学組のために、サプライズのお別れ会を催しました。3年間、クラス替えなしで共に過ごした仲間との別れは、これまでの思い出を振り返り、明日から始まる留学生活への大きな勇気を得られた感動のひと時となりました。

中期留学の始めにオリエンテーション合宿を行う目的は二つあります。第一に、生活するために必要な知識を習得することです。ATMでお金をおろしたり、現地で使用する携帯電話を使ったり、公共の電車やバスに乗ったり、自分で全てできるように皆で体験しました。これまで、校内での2回にわたる合宿と4回にわたる留学説明会をしっかりこなしてきた9名は、現地での生活に順応できるように十分に準備してきました。しかし、実際に現地で行う様々な練習はより実践的なものであり、これまで以上に真剣に取り組む姿が何よりも印象に残りました。
第二の目的は、様々な現地の人々と交流をして、留学中に自ら積極的に交流するマインドを高めることです。特に大きな成果となったのは現地の老人ホームへの訪問でした。この日の訪問のために、生徒達は日本で時間をかけて準備してきました。しかし、実際に訪問してみると、耳の聞こえない方や、指が不自由な方、おしゃべりもままならない方など様々な困難を抱えた方がいたため、自分たちが用意してきた折り紙・福笑い・動物将棋などの遊びを紹介しても、なかなか思うように楽しんでもらえない状況に直面しました。そうした中でも、生徒たちは粘り強く相手の目線に合わせようとし、お年寄りの要望に応えようとしながら、明るくコミュニケーションを取っていました。最後に佼成学園歌を歌い、拍手喝采を浴びることができました。
訪問後、老人ホームの方々の温かい心に感動して涙を流す生徒もおり、ミーティングの中で口々に自らの不十分さに気づいたと涙を流し、もっと頑張らなければいけないと語ってくれました。このようにして、生徒達は自らの行動力とその振り返りによって、本校の留学で最も大切にしている「相手を変えようとするのではなく、自らを変える」ということを体験できていたのです。私は生徒たちのその姿勢に感動し、涙が出ました。
15歳という年齢で中期留学を決意できたことだけでも大いに褒められることですが、さらに自らを変えていこうとするその強い決意と勇気は、今後の留学生活に大きな期待が持てるものでした。

合宿最終日の1月23日、生徒達はそれぞれのホストファミリーと出会い、笑顔で旅立っていきました。現在は1名1家庭のホームステイ先で生活し、Westlake Girls High School、Orewa College、Whangaparaoa Collegeの3校へ、3名ずつ分かれて通学しています。中期留学という貴重な機会を与えてくれた日本の家族に感謝し、きっと大きく成長して帰国してくれることと確信しています。9名は3か月間の留学を経て、4月1日に帰国します。今からその帰国が楽しみでなりません。

(文責:中期留学担当 橋谷)

電車を利用
磁気カードを使用して電車を利用
オークランド大学の学生たちと共に1日研修
オークランド博物館
バスを利用してオークランド博物館へ、マオリ文化を学ぶWestlake Girls High Schoolの3名
スーパーマーケット
スーパーマーケットで日本との違いを学ぶOrewa Collegeの3名
フードコート
フードコートにて自分で注文して食べるWhangaparaoa Collegeの3名
老人ホーム
老人ホームにて折り紙を懸命に伝えようと・・・
老人ホーム
耳を寄せ、笑顔で目を合わせ、心を通わせようと・・・
ホストファーザー
Westlake Girls High Schoolへ通う生徒とホストファーザー
ホストマザー
Orewa Collegeへ通う生徒とホストマザー
ホストファーザー
Whangaparaoa Collegeへ通う生徒とホストファーザー
オセアニア交流センター
現地でお世話になるオセアニア交流センターのスタッフと共に