スーパーグローバルクラス7月12日(木)、スーパーグローバルクラス高3の10名が、ご近所の世田谷区立烏山中学校の中学3年生に授業をお届けする「出前授業」に挑戦しました。

授業の冒頭で、「英語が話せるばかりが国際的ということではありません。本当の国際感覚って、どういうことでしょう?」と問いかけ、この日のグループワークが始まりました。

まず、最近洞窟から救出された子ども達のニュース画像を見せて、どこの国の出来事か尋ねました。すると、すぐにタイ!と答えてくれました。そう、この日の授業のテーマは「タイの子ども達」。

スーパーグローバルクラススラムに住む子ども、障害を抱えた子ども、身寄りのない子ども、山岳民族の子ども、都市に住む子ども。
中学生の皆さんには、それぞれの写真を見せたうえで、タイの子ども達が直面する様々な生活環境の問題に気付いてもらい、一緒に解決策を考えました。
短い時間の中で、生徒さんの緊張を解いて意見を言ってもらい、模造紙にまとめていきます。最後はグループで協力して発表を行いました。

達成感だけでなく、「もっとこうすれば良かった」という反省の声も。先生の立場として授業をする難しさも実感できたようです。むしろ私たちのほうが、多くのことを学ぶ貴重な機会になりましたね。
烏山中学校の生徒の皆さんと先生方、どうもありがとうございました。

以下、生徒達の感想です。

最初は緊張している様子が見られたけれど、アイスブレイクやディスカッションを通して多く発言をしてくれたおかげで、中学生から様々な解決のアイディアを聞くことができて良かったです。 また、授業終了時に「ニュースやテレビなどでよく見る国とか興味がある国の良い面しか見たことが無かったけれど、実際には日本とは違った問題を抱えているということが今日の授業を通して分かって勉強になった」と生徒さんから聞けて、クラス全員で頑張って準備した甲斐があったなと思いました。
私自身の反省点も見つかり、どうして伝わらないのか、どうやったら伝わるのか、など考える良い機会になりました。また、どういうテーマで授業をするのか、一から計画することがどれほど大変なのかわかりました。私もそうでしたが、中学生の時に世界の諸問題について知る機会というのは無いと思うし、私達の学びにも繋がる事だと思うので、この取り組みが今後も続けば良いなと思います。
自分達で授業計画を立てるところから始まり、実際に授業を行うまでの体験が出来たことが一番の良かった点です。 教師を目指している私にとっては将来にも通じる経験でした。特にディスカッションをしているときには、中学生がなるべく理解しやすいような言葉を使うこと、またグループの端にいる子でも話に入りやすいような目線の配り方をすることに気を付けて参加しました。
今回初めて授業をする側の立場になって痛感したのは、誘導せず相手自身の意見を掘り出す難しさです。今回授業に参加してくださった生徒たちは、私たちのようにタイの子供たちを実際に目で見て、交流など全くしていないゼロの状態でした。いかにわかりやすく何も情報がない人に対してタイやタイの子供達、私たちの経験などを説明するのか。また、その説明がディスカッションをする際の背景知識としていかされるか。この二つを踏まえて授業を行うことがとても重要だとわかりました。授業というのは今回だけでなく普段も、先生と生徒の間には互いに知的発見ができる、知識などを与え、与えられるような関係があると思いました。

(文責 国際理解科 山根)