今年度の中1英語Aクラスは入学前の英検級で3級以上の生徒5名(学年の13%)からスタートしました。他の生徒はまさにABCから始めるわけですが、定期テストの進度は学期ごとのクラス移動に備え、同じ問題を出題しています(Aクラスだけは別に20点分の特別問題に取り組みます)。今学期2回の定期試験に平常点を加えた結果、何と10段階で9以上の頑張りを見せた生徒が12名と急増(学年の30%)したため、特別講習を行うことになりました。例年は集団から遅れをとった生徒対象のサポート講習のみなので、異例な対応です。

講習自体は1学期の範囲で、深く学ぶAクラスに比べてBクラスが未習だった箇所のカバーや、Aクラス独自のハイレベル問題集が夏期課題に加わるため、その説明などでしたが、夏期講習期間(7月23日~27日)中の4限と5限にマルチメディア教室で「タイピング講習会」も実施しました。

英検検定試験は年3回ですが、パソコンと対自して取り組むCBT英検は、今年度8月から毎月予定されています(会場が限定され、各自のネット申込みで先着順、1免なし2次なしで、同日に4技能を検査、試験時間は午前か午後の3時間)。新Aクラス生徒は大多数がまだ5級に合格したばかりですが、この秋から4級、3級と合格ラッシュが予想されます。もし来年の1月に合格まで僅差だった場合、次回英検は中2の6月ですが、タイピングに抵抗がなければCBT受験で中1の間にリベンジできるのです。

タイピング講習会
タイピング講習会
さらに、2020年大学入試(現高1生)から、センター試験が「大学入試共通テスト」になり、英語の試験は民間の検定試験も選択可能になりましたが、パソコンを使って4技能を検査するiBT(internet Based Testing)方式のTOEFL(トーフル 米国留学用)を始め、TEAP(ティープ 上智大学と英検協会が開発、キーボード入力)、IELTS(アイエルツ 英国留学用、本校留学コースでも採用。英作はペン書き、面接も対人)などが対象となりました。

現中1生が受験する2023年までは共通テストと民間テストが併存となりますが、翌年からは民間の検定に一本化することなっているので、今後さらにCBT(IBT)系の英語資格試験が一般的になることと推測されます。

タイピング講習会
タイピング講習会
また、TOEFL iBT試験の受験料が235ドル(26,320円、1$=112円)、IELTS受験料が25,380円、TEAP受験料15,000円、TOEICの受験料L&R 5725円 S&W 10.260円(計15,985円)と高額なのに対し、英検CBT試験は3級5800円(PBT本会場受験3800円、本校での準会場受験3400円)、準2級6900円、2級7500円です(パソコン検定4級は本校受験で1500円)。従来のPaper Basedの試験より割高感はありますが、メリットは否めません。

この夏の講習でほとんどの新Aクラスメンバーはタイピング技能を修得してくれたので、2学期からの授業の幅が広がり、可能性が増えました。また、マルチメディア室は放課後等自由に利用できるので、Bクラスの生徒もAクラスの生徒から習うことができます。

今年度の新入生から本校では全員にiPadを持たせる方針としましたが、英語科としては同時にCBTを加えることで、真のICT化のスタートだと自負している次第です。

(文責:中学英語科 脇坂)