Global Village1月27日(金)、高校1年のスーパーグローバルクラス(SGクラス)2期生は、本校グローバルセンターにおいて、今年度3回目となる海外からの大学院留学生との交流授業「Global Village」に臨みました。今回のテーマは「宗教」です。お越し頂いた留学生は、リトアニア出身のKristyさん、ベナン出身のSergeさん、キルギスタン出身のSyinatさん、メキシコ出身のPepeさんの4名です。

12月の冬合宿後、SG生たちはそれぞれ割り当てられた宗教について調べ、特設授業「国際文化」でプレゼンテーションをしました。ユダヤ教・カトリック・プロテスタント・東方正教会・イスラム教スンニ派・シーア派・ヒンドゥー教・上座部仏教・大乗仏教・チベット仏教。10の宗教について、その基本情報だけでなく、日本人にとって意外に感じる点をプレゼンに盛り込みました。お互いの発表を聞きながら、ユダヤ教を源流とするキリスト教とイスラム教の共通点に気づいたり、スンニ派とシーア派が反目を続けてきた歴史的経緯を学んだり、政治と宗教の関わりや弾圧の歴史に思いをはせたりと、多くの気づきを得たようです。こうした調べ学習を通じて、宗教に関する一定の知識をインプットした上で、この日の交流授業に臨みました。

Global Villageところで、私たちは普段、初対面の人と宗教を話題にして語り合うことはまずありません。本校の設立母体は仏教の宗教法人ですが、生徒や教員のなかで特定の宗教を信仰している人は多くありません。大半の現代日本人と同様、本校の生徒達も日常生活の中で宗教を意識する機会は少ないことでしょう。しかし、世界的にみればそれは稀なことであり、自分を無宗教だと考えている外国人は少数です。宗教について知ることは、世界の文化・思想・政治・経済などあらゆる分野を理解するために必須なだけでなく、これからの人生で出会う身近な外国人と交流するうえでも不可欠といえます。

今回の交流授業ではまず、SG生が留学生にその信仰している宗教について様々な視点から尋ねる一方、留学生がSG生に各自調査した宗教の共通点や相違点について尋ねるという相互インタビューを展開しました。

Global Village授業後半では、クリスマスパーティーや文化祭などにおいて、もし異なる宗教を信仰する学生達が集まったらどうなるか、グループでディスカッションしました。具体的なシチュエーションを想定し、その問題発見と問題解決を自分たちで考え出すのが狙いです。

各グループの発表が終わり、今回ファシリテーターを務めたKristyさんが、異なる宗教を信じる人々が共生するために必要なことを2つの言葉にまとめてくれました。

Open-Mind and Tolerance

Toleranceとは寛容という意味の名詞です。単に積極的に交流すれば良いというわけではない、固定観念にとらわれず、寛容な気持ちで忍耐強く相手を理解しようとする姿勢が必要ということです。宗教に限らず、異なる価値観を持つ他者と相互理解を深めるときに不可欠の心構えですね。もしかしたら、学校や家庭における日々の人間関係にも通じる大切なことを、今日の交流授業を通じて学べたのではないでしょうか。

Global Village

(文責:国際部 秋田)