新課程では高校2年生の学校設定科目に 「キャリアデザイン」という科目を設けました。特進と進学クラスの選択者で合計100 名ほどが履修しています。 現在4大学と正式に結んでいる「高大連携」 を生かし、 様々な取り組みを行っています。 成城大学とは図書館利用の提携が実現したため、履修者全員でガイダンスを受けました。 また、東京工科大学は2学期一杯の出張授業とその成果を発表するスクーリングを実 施、 桜美林大学は探究学習プログラム「ディスカバ!」 の出張を2回実施、 入試部長のトークセッションの開催。 東京都市大学は 「OPEN MISSION」 という企画に優先参加させてもらいました。
その他にも津田塾大学や共立女子大学の授業見学をしたり、卒業生や大学関係者を招いての講演やトークセッションを行ったりなど、かなり盛りだくさんのプ ログラムです。
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ただ課題もあります。 生徒の自主的な学びを促すということは、「何をやっていいのか分からない」 という状況を生むことと紙一重です。 生徒は発想の種を持っていたり、既に自分のやりたいことを考えていたり、何かの行動に移していたりすることも珍しくないのですが、 それを「着地点」と考えてしまいがちです。 それはまだスタート地点であって、 どこまでも自分の可能性を広げるために外に目を向け、自分を深掘りしていく必要があります。 それはなにも年内入試に「使う」からではありません。入試のためではなく、 将来のために、 現在の自分を充実させるために様々な取り組みを積極的に行って欲しいと願っています。
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進路指導通信2023年11月号より