10月25日(土)、ボランティア同好会の生徒3名は、烏山区民会館で行われた「ユニバーサルデザインスタンプラリー」イベントにボランティアとして参加しました。

「ユニバーサルデザインスタンプラリー」とは
ユニバーサルデザインを体験できるスタンプラリーで、車いす体験、点字名刺づくり、ユニバーサルデザインボックス・コミュニケーション体験、アイマスク体験、ボッチャ体験、手話体験などを巡りスタンプラリーをすることができます。聴導犬やデフリンピックについてのお話は、実際のデフリンピック出場経験のある選手が直接赴き貴重なお話を聞くことができます。イベントの対象は幼稚園児から中学3年生です。(世田谷区ホームページより)
今回私たち3人は「ボッチャ体験」「手話でおしゃべり」「点字名刺づくり」のブースでボランティアをしました。
「ボッチャ体験」コーナーでは、小学生から中学生、耳の不自由な方まで、さまざまな人が体験していました。繊細なボールコントロール技術と戦略性が必要で、実際に経験してみると今まで知らなかったボッチャの魅力に気付かされました。
「手話でおしゃべり」コーナーでは、地域で活動している手話サークルたんぽぽが、手話のレベル、年齢、性別に関係なく、みんなが楽しめるコーナーにしていました。動物の名前や、指文字、基本的な挨拶を子どもたちに教え、手話サークルのメンバーたちと一緒にコミュニケーションをとっていました。たんぽぽの皆さんから実際に手話を学びながら一緒に時間を過ごしたことで、手話の奥深さや複雑さに気付かされました。
「点字名刺づくり」コーナーには、幅広い世代が参加していました。仕事内容は、参加者に名刺サイズの厚紙に専用の道具で自分の名前を打ち込む方法を教え、盲者に完成した点字名刺を読んでいただき、最後にスタンプラリーカードにスタンプを押すことでした。大変だったことは、普段私たちが文字を書く時は左から「あいうえお」と書くところ、点字は右から「おえういあ」と打ち込むということを参加者に教える事でした。なぜそうするかというと、盲者は凸の部分で点字を読むので打ち込んだ紙を裏返して読まないといけないからです。これを盲者の方達は普段からやっているので、本当に凄いと思います。
実際に私が作った名刺 (上の行は平仮名、下の行はアルファベット)

盲者が読む「はらぺこあおむし」や「スイミー」などの絵本も見ました。文字は点字で、絵はさまざまな素材の布や鈴でできていました。「スイミー」は、フェルトでできた魚の集団の中、スイミーだけが革の素材で表されていて、触覚だけでもスイミーが1人ぼっちだということが伝わり、新しい方法で物事を読み取る方法を発見できて感動しました。
今回の経験を通じてたくさんのことを学べたので、来年もこのアクティビティに参加したいです!
高1ボランティア同好会 N.M
