佼成女子News一覧 Kosei Gakuen Girls' News List

GC1期生 韓国研修

中学1年グローバルコースの生徒たちを対象とした韓国研修が3月に実施され、無事終了しました。

3泊4日の研修では、現地校であるフィギョン女子中学校との交流を通して韓国の同世代の生徒たちと親交を深めるとともに、ソウル市内での文化体験や歴史学習を通して、多面的な視点から韓国社会や日韓の関係について学ぶ機会となりました。

今回の研修では、韓国語やジャーナリズムの実践、現地校交流を通した友人づくり、さらに歴史的・人道的な課題について現地で考えることを目的として活動しました。実際に現地を訪れたことで、生徒たちは「韓国語を使ってみたい」という気持ちを高め、交流の場では英語や翻訳機も活用しながら、積極的にコミュニケーションを取る姿が見られました。

 

現地1日目 安重根記念館、ソウルタワー

羽田空港から韓国・金浦空港へ到着後、最初に安重根記念館を訪れました。ここでは、韓国の歴史や日韓関係について考えるきっかけを得るとともに、生徒たちは展示を見ながら熱心にメモを取っていました。自分の中にあった先入観が揺さぶられ、歴史を一面的ではなく多面的に捉える必要性を感じた生徒もいたようです。

その後はソウルタワーを訪れ、ソウル市内を一望しました。山と川に囲まれたソウルの地形を実感しながら、これから訪れる場所の位置関係を確かめる機会にもなりました。韓国を代表する観光地としての雰囲気も感じ、生徒たちは楽しみながら初日の活動に取り組みました。

 

現地2日目 統一展望台、植民地歴史博物館、明洞散策

2日目は、統一展望台を訪れ、南北分断の現実について学びました。移動中には、脱北者の方のお話をうかがい、現在も続く分断の問題を自分たちの生活とは異なる現実として受け止める時間となりました。展望台では、北朝鮮との距離の近さを実際に感じながら、歴史と現在が地続きであることを考えることができました。

午後には植民地歴史博物館を訪問しました。強制動員の歴史や、その記憶を受け継ぐ人々の思いに触れ、生徒たちは真剣に展示を見学し、積極的に質問する姿を見せていました。日本人として韓国の人々とどう向き合うべきかを考えさせられたという感想もあり、単なる知識の習得にとどまらない深い学びの機会となりました。

夕方には明洞を班ごとに散策しました。韓国ならではの街のにぎわいや店の雰囲気、日本との接客や街並みの違いに気づきながら、それぞれが買い物や食事を楽しみました。

 

現地3日目 ダンス体験、聖水散策、フィギョン女子中学校との交流

3日目は、ワンミリオンダンススクールでダンスレッスンを体験しました。生徒たちは韓国語でのレッスンを受けながら振り付けを覚え、楽しそうに体を動かしていました。その後の聖水散策では、班ごとに昼食場所を探しながら、地域ごとの街の雰囲気の違いも感じ取っていました。

午後からは、今回の研修の大きな目的の一つであるフィギョン女子中学校との交流を行いました。レセプションやスクールツアー、授業参加、夕食会、キャンプファイアー、お互いの歌やダンスの披露など、盛りだくさんの内容で温かく迎えていただきました。最初は不安を感じていた生徒も、実際に交流してみるとすぐに打ち解け、連絡先を交換したり、また会いたいと話したりする様子が見られました。韓国語だけでなく英語や翻訳機も使いながら、自分たちなりの方法で友人関係を築こうとする姿がとても印象的でした。

 

 

現地4日目 景福宮、チマチョゴリ体験

最終日は、チマチョゴリを着用して景福宮を訪れました。韓国の伝統衣装を実際に身につけることで、歴史ある空間をより身近に感じることができ、生徒たちは楽しみながら写真撮影や見学を行っていました。建物のつくりや身分による違いなどにも目を向け、韓国の歴史文化への理解を深める機会となりました。

その後、金浦空港から羽田空港へ戻り、全行程を無事終えることができました。大きく体調を崩す生徒もなく、安全に研修を終えられたことは大きな成果でした。

研修を終えて

本校として初めて実施した中学1年生の韓国研修でしたが、現地校交流、文化体験、歴史学習のバランスが取れた充実した研修となりました。生徒たちは、実際に韓国を訪れたことで韓国語や韓国文化への関心を高めるとともに、同世代の友人との出会いを通して、国を越えてつながる喜びを実感しました。また、歴史や分断、人道的課題について現地で考える経験は、生徒たちにとって大きな学びとなりました。今回の研修で得た経験を、今後の学校生活や2年生のフィリピン研修へとつなげていってくれることを期待しています。