本校SGクラスのプログラムであるタイフィールドワークの出発まで約4ヶ月となりました。

 

2月17日(金)にSG8(高1)は、NHKカメラマン寺田慎平さんを講師に迎え、フィールドワークに向けて撮影・取材技術についての出張講義に参加しました。

 

生徒達は事前に、日々の生活の中で気になる社会問題の写真をそれぞれ撮影し、講義に臨みました。

その上で、実際に現場で働く講師から現地で撮影・取材をする際のコツやポイント、人の目に留まる見出しづくり、説得力のある情報のまとめ方等、実演していただきながら学ぶことができました。

 

　　　　　　　　

 

また、生き生きした自然な姿を撮るために、寺田さん自身が意識している人との向き合い方や信頼関係の築き方を教えていただき、技術よりも大切な心の持ち方を考える貴重な機会となりました。

 

以下生徒の感想です。

 

個人的に一番興味深いなと感じたのが撮影技術です。取り方をちょっと変えてワンポイントに集中する事でリアルっぽさが感じられ、まるで見ている人が、撮った写真の場所にでも行った気持ちにさせることで現実味がさらに増すことを知ったので、今後インタビューする時にはこの撮影のポイントを活かしてみようかなと思いました。(吉田さん)

 

今回の講義を通して私が最も学びになったことは、「取材相手を尊敬する」ということです。 最初この言葉を聞いた時、私がパッと思い浮かんだのは「思いやり」でした。しかし、話を聞いていく中で、取材においてまたは人間性を極めていくうえでの尊敬は、思いやりだけではないことを知りました。 取材当日まで手元でできること(事前調査など)は全部する、相手に対して「知りたい」と心から思う、相手の負担を最小限にする(時間を守るなど)、これらはすべて取材を引き受けてくれる人への敬意・正しい姿勢であることがわかり、今後課題研究を進めていくうえで最低限守るべきことだと感じました。(吉見さん)

 

 

今回の講義を通して学んだ、人との関係を築いていく中で大事な「信頼できる人の立ち振る舞い」というものを日々の生活から実践し、相手と真摯に向き合っていけるSG8期生となるよう、今後の成長を期待していきたいです。