受験生にとっては勝負の夏。佼成学園女子高校3年生も厳しい日々を互いに競い合い、励まし合って過ごしました。
毎日9:00登校、19:00下校。その間、合宿、講習、演習、そして自学自習の日々でした。
夏休み中1日も休まず皆勤した生徒は17名。その他の生徒諸君も精勤しました。
以下、合宿を中心に振り返ってみます。
8月10~12日 レギュラー講習英語合宿
初日、クラス分けテストに臨みました。夜は明け方まで自学自習に励む姿も見られました。
8月17~19日 男女両校トップレベル合宿
開講式、会場は男子校大会議室です。
合宿は講義だけではありません。
今回は、名古屋大学から文化人類学者の東賢一朗先生をお招きして、ディベートを実施しました。
白熱した議論を通じて、文化相対主義について学びを深めました。
チューター(本校OG)との座談会。先輩方の貴重な体験談を聴きました。
もちろん、講義もしっかり受講しました。
その後も続く講習。
そしてついに夏期講習最終日、総括の時間。
先生方やチューターの先輩方から講評をいただきました。
普段は厳しい後藤講師がお褒めの言葉をくださいました。
そして「夜明け前の時間が一番暗く孤独であるが、それはまさにこれから夜が明けようとする証だ」と勇気づけてくれました。
また、9月からロンドン大学SOAS校に進学するフェローの土屋さん(本校OG)も、1年間のファウンデーションコースを受験勉強期間になぞらえ、「みんなと一緒に頑張っていきましょう」と自らを鼓舞するようにフェローとしての最後の仕事をしてくれました。
締めくくりに三澤フェローからは、「自分の成長に天井を作るな、君たちはどこまでも伸びていくはずだ」と力強い後押しをしてもらいました。
多くの人たちと生徒諸君とのつながりが、充実した夏を形作りました。
大学受験のルートが複線化していく中、それでも「受験は団体戦」という言葉がまだまだ価値を持つことを感じさせてくれる夏の総括でした。
頑張れ、Kosei Girls!