日能研、電車内額面広告でおなじみの「シカクいアタマをマルくする~未来へのチカラ~」に、 【佼成学園女子中学校2025年度入試・数学科】の問題を掲載いただきました。
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【佼成学園女子中学校2025年度入試・数学科】こちらより↑
この問題では、ある方向から見たときのドローンの移動の様子が示された図をもとに、別の方向から見たときの移動の様子をとらえます。このときに必要なチカラは、2次元で与えられた情報から、動きを3次元的にとらえる「空間把握力」です。
まずは、イの方角から見たときに見えるビルが、それぞれどの番号のビルなのかを判断しなければなりません。そのために、真上から見た図と、イの方角から見た図を正しく対応させる必要があります。それに加えて、ドローンがビルの前を通るのか、ビルに隠れるのかを判断するために、見る方向に合わせて、手前と奥の関係を正しく把握することも求められます。「手前のビルに隠れて見えないところは線を引かないように」の条件にも注目する必要があります。
立体図形の問題では体積や表面積を求める問題が多い中、空間把握そのものに焦点を当てた問題です。また、ドローン技術の商業化という、現在・近い将来の話題を取り上げ、交通が3次元化する未来を見据えた問題です。交通が2次元だったときは紙・画面の上で考えられるような事柄も、3次元になることで、紙面上で考えるのは難しくなります。未来の交通網も想像させる問題となります。
日能研の公式ホームページに解答と解説があります。どうぞご覧ください。
【数学科】

