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中学校外学習(中1上野、中2鎌倉、中3都内)

11月1日(金)に中学生が校外学習に行ってきました。それぞれの学年でよく歩き、よく学びました。

中1上野

 一年生は校外学習ということで、上野の国立科学博物館と動物園に行ってきました。 

校外学習の目的は、「協働して、目標を達成する」というもので、最終的な目標は、校外学習で学んだことを、班でみんなに発表することです。一組と二組から二名ずつで一班とし、全部で九班にわかれて学習していきます。事前にLHRの時間などを使って、班の名前、役割分担、研究テーマを決め、校外学習当日に備えました。

当日は全員出席で、午前中にまずは国立科学博物館へと向かいます。館内は非常に広く、自分たちが決めた研究テーマの題材はどこに行けば見られるのかを確認するところからはじまります。一年生の皆は、騒いだりして人に迷惑をかけるようなことは一切なく、班毎に物珍しそうに、そしてとても熱心にいろいろなものを見て回っていました。普段とは違う空間のなかで皆笑顔にあふれ、高揚した様子でした。

再集合時間には誰一人遅れることなく集合し、午後は上野動物園へと移動します。午前中に歩き回ったので、皆お腹がとてもすいていたようで、動物園に入るとすぐにお弁当を広げていました。入園時にはパンダを見るための行列も二十分程度という短さで、運にも恵まれていたようです。午前中に歩き回ったにもかかわらず、皆元気に動物たちを見て回っていました。解散前の再集合のときにはさすがに疲れた表情も見えましたが、皆充実した一日を過ごせた満足感にあふれていました。

このあと十一月の終わりの研究発表に向けて、班毎にプレゼンテーションの準備をしていきます。ぜひとも協働する喜びを感じてもらえたらと思っています。

これからまた半年後、一年後、そして卒業を迎える頃には、また違った表情を見せてくれることでしょう。今後の子供たちの成長が楽しみです。

  

 

中2鎌倉

 中学二年生は鎌倉にて自主研修を行いました。中学三年生のニュージーランド修学旅行の事前指導と位置づけ、自分たちで計画を立てた場所・時間にきちんと行けるかの練習。歴史の街である鎌倉を知り日本の歴史や文化について理解を深める。外国人が多く集まる観光地での活動を通して英語が国際語であることを実感する。など楽しい思い出作り以外にも多くの目的を持って実施しました。こちらで指定したのは朝九時半鎌倉駅集合。十二時半に高徳院(大仏)に集合。十五時半に片瀬海岸東浜集合の三つだけ、あとは事前に班毎に計画した場所を巡りました。やはり知らない場所、慣れていない交通機関により、それぞれの班・個人で苦戦をしていました。これもよい経験になればと思っています。

しかし、概ね自分たちの立てた計画通りに鎌倉近郊を散策できたと思います。今回の自主研修では鎌倉で出会った観光客の方に日本のことをどう思っているかなどのインタビューをしてくるという課題も与えました。高徳院である班を観察しているとインタビュー相手をきめたところから、なかなか行けずにまごまごした様子がみられました。ところが決心したのか、思い切ってその外国人二人組みに近づいて行きインタビューを始めていました。感想を聞いたところ、最初はどきどきしたけれど話を聞いた人たちがとてもフレンドリーに私たちの質問に答えたくれた。相手の方自ら一緒に写真撮ろうよといってくれた。私たちの英語が通じてうれしかったなどがありました。また、フランス人などにインタビューした生徒は、フランス人にも英語が通じたと国際語としての英語を実感した人もいました。学校の中では学べない特別な体験をしてきたのだなと、嬉しく思いました。

  

 

中3慶応大学見学、東京グローバルゲートウェイ研修

今年度の第2回英検までで、2級5名、準2級二〇名、3級はほぼ全員を輩出している中3学年ですが、その基礎は日頃のイマージョン授業で培われたと言っても過言ではないでしょう。

今回は、午前中に慶応大学を散策し、アカデミックな空気をいっぱい吸ったあとは、お台場に昨年新設された「東京英語村」へ出向き、各自の英語実践力を検証して来ました。各班に外国人のエージェントが付き添い、まずは「英語で」職業選択について学びました。

諸外国の子供たちは、幼い頃から将来の具体的な夢や付きたい職業が明確なのに、日本人はその逆だ・・・という、インタビュー動画を見せられ、返答に戸惑う生徒たちに、ジャマイカ人の講師は各自の趣味や好きな分野にそれぞれの職業を分類させ、選択し易くしてくれました。その後、各自の性格診断をさせ、おおよその方向性を示唆。「なるほど、今は明確な職業が決められなくても、その方向へ進んで行けば最適な職業にきっと出会える」ことを生徒たちは、すべて「英語で」感じ取ったようです。

 次のセクションは「英語を」使うエリアです。今回は、買い物、旅行、通院の疑似体験をしました。本格的な施設の中、状況にあった英語でやり取りします。各自でミッションカードを選択し、自分の英語力に合ったタスクをこなします。終了するとオリジナルパスポートに終了印が押されます。同様な活動は校内でも経験がありますが、アウェイで実践できてこそ、行学二道の真髄を得たと言えるのではないでしょうか。

 校内では英語に自信があった生徒も実践での手強さに、思いを新たにし、最後の行事であるニュージーランド修学旅行(3泊のファームステイ)と中期留学(約3ヶ月現地校に滞在)に向けて、意識を高める機会になったことでしょう。