高校2年生のSGコース11期生26名は、7月3〜26日までの約3週間、ニュージーランドのパーマストンノースにあるマッセイ大学 Massey Universityで学んでいます。
現地に到着してから約2週間が経ちました。今回は、生徒たちが多様な文化と自然に囲まれながら、日々どのように探究の学びを深めているか、これまでの活動の様子をご紹介します。
1. 研修の幕開け:厳粛な歓迎の儀式「Mihi Whakatau」
マッセイ大学研修の初日は、温かくも行き届いたオリエンテーションからスタートしました。ニュージーランドの先住民族マオリの伝統的な歓迎の儀式「Mihi Whakatau(ミヒ・ファカタウ)」です。
伝統的な建物「Wharerata」にて厳粛な雰囲気の中、マオリ語での歓迎の挨拶や歌に迎えられました。SG生たちも感謝の気持ちを込めて「世界にひとつだけの花」の合唱を披露しました。それぞれの言葉と文化をリスペクトし合う素晴らしい研修のスタートとなりました。
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2. ニュージーランドを多角的に掘り下げる専門講義
本研修の最大の魅力は、マッセイ大学の先生方による探究型の講義です。全て英語での講義ですが、SG生たちは英語を学びに来たのではありません。現地でしか学べない社会科学や自然科学のテーマについて、真剣に講義を聞き、ディスカッションやグループワークを重ねています。
- 歴史・戦争と平和:
ニュージーランドの近現代を牽引した女性リーダーたちについて調べたほか、第一次世界大戦のガリポリの戦いや第二次世界大戦のフェザーストン事件など、具体的な出来事を文章やドキュメンタリーを通じて丁寧に学び、戦争の記憶がどのように表象され、どのように継承されるか考えました。
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- 環境と自然保護:
ニュージーランド特有の生態系や絶滅危惧種の鳥類について、環境科学の専門家から講義を受けました。Zealandiaプレートの動きのなかで東西の海から約2000万年前に動植物が到来したことで固有種の多い生態系になったことを学び、林の中での食物連鎖を図示化するグループワークを通じて、生物多様性の意味を考えました。
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- マオリ文化:
一学期にマッセイ大学の先生とのオンラインレッスンでマオリの言葉や文化を学んできたSG生たち。キャンパスでも、マオリ語を使ったアクティビティ、Harakekeという植物を使った織物体験、神話をテーマにした演劇の実践、伝統的なストーリーテリングなどに挑戦し、その精神を身体で体験するように学びました。
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3. 現場で体感しながら学ぶフィールドワーク
教室での講義や自主的なリサーチをもとに、現場に赴いて実際にその目で見て体感するフィールドトリップ(学外活動)も頻繁に行っています。
- Welllington(ウェリントン):
首都にある国立博物館「Te Papa(テ・パパ)」を訪れ、講義で事前に学んでいたガリポリの戦いの巨大展示や、マオリ文化、大自然の展示を自由に巡り、展示の狙いや効果を考えました。
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- Puhaka(プハカ):
Puhakaは野生生物の保護センターです。ガイドの方の案内のもと、国鳥キウイをはじめとする貴重な野生生物の保護活動や、マオリの人々と植物の関わりを学びました。
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- Featherston(フェザーストン):
かつて日本人捕虜収容所があったフェザーストンでは、街の小さな歴史ミュージアムや屋外記念碑の観察活動を行い、収容所跡地で平和への祈りを込めて黙祷を捧げました。現地見学後は、グループに分かれて「戦争と平和」についての振り返り討議が行われました。
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- Foxton(フォックストン):
マナワツ川の河口は豊かな湿地帯となっています。生徒たちは湿地帯に入り、1平方メートル内にどんな生き物がどれくらいいるか、泥に手を突っ込んで楽しく調査しました。
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4. 多様性を肌で知るホームステイ
生徒たちはパーマストンノース空港に着いたその日から、現地ファミリーに温かく迎えられ、ホームステイ生活を送っています。 さまざまなバックグラウンドを持つファミリーとの暮らしは、新たな気づきの連続です。研修3日目の夜には大学の集会所でPotLuck Dinnerが行われ、ホストが持ち寄った料理をみんなで食べながら、おしゃべりやクイズ大会で盛り上がりました。
マッセイ大学の先生方やコーディネーターの皆さんの教育的な配慮のもと、生徒たちはパーマストンノースの美しい冬の風のなかで、一瞬一瞬を大切に過ごしています。最終週には「移民・難民」に関する講義に加えて、生徒たちの個人で取り組んでいる研究のプレゼンも予定されています。実り多き研修となるよう、引き続き応援をお願いいたします!
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