高大連携授業6月22日(木)、高3スーパーグローバルクラス(SGクラス)対象の「高大連携授業」第一弾として、恵泉女学園大学の高橋清貴教授による<国際協力というキャリア>と題した講義が行われました。

佼成女子は平成27年にSGクラスを新設し、タイ・フィールドワークやロンドン大学研修などを通じて、従来の高校教育の枠にとらわれない新たな課題研究型の学びを展開しています。その一環として、今年度から高校3年SGクラスの時間割に「高大連携授業」コマを設け、大学の諸先生方をお呼びして出張講義をしていただく取り組みを始めました。

高大連携授業高橋教授のご専門は平和構築論・国際協力論です。海外協力青年隊や、日本のNGOの草分け的存在である日本国際ボランティアセンター(JVC)で活動されたご経歴があり、40を超える国・地域に足を運んで紛争地帯や国際協力の現場を見てこられました。そのご経験を生かして、大学でタイ長期フィールドスタディのご指導に当たっておられます。


イラク右の写真、何を写したものか分かりますか?

これは、高橋教授が2003年のイラク戦争終結直後に現地で撮影した写真です。戦争によって破壊されるのは、電気・上下水道・道路などのインフラだけではありません。社会システム、特に治安の崩壊が大きな問題です。この写真に写っているのは、戦争直後に無政府状態となった街で、子どもたちが生活のために電線を盗んでいる光景だそうです。子どもたちの屈託ない姿と、紛争地帯の厳しい現実。そのギャップを捉えた象徴的な写真です。

高橋教授がこの写真を撮影した後の体験談も実に劇的で示唆に富んでいました。紛争解決や国際協力の場は、多くの人々との関わり合いによって成り立っており、それゆえに丁寧な段取りが不可欠であることを、分かりやすく教えてくださいました。生徒達にとって、一方的な理想論の押し付けではない国際協力のあり方を考える契機になったことでしょう。

これから人生の岐路を迎える高校3年生。高橋教授のように、国内外で人生を変えるような貴重な出会いを重ねるためにも、どんな状況にもしなやかに向き合えるオープンマインドを持ち続けてほしいですね。

高大連携授業

(文責 SGクラス担任 秋田)