高2SGコースには、海外へ一人で出かけた勇敢な子がいます。その子のベトナム一人旅のエッセイです。
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私は春休み期間に5泊6日でベトナムへ渡航しました。
きっかけというきっかけは無いのですが、何か感化されるものに溺れてみたい気持ちになり、思い立った2週間後にはベトナムにいました。
ベトナムを選んだ理由としては、美味しい食べ物が沢山ある。異文化を感じられる。バイクタクシーに乗れる。英語で会話をすることができる。
等々沢山ありますが、今回はベトナムへ行きたいというよりかは、異文化の中に独りで入り込み、寄る辺ない場所で自分はどう生きるのか、短い期間の自分試しを経験したかったという思いもあり、航空券やホテルの予約、いきたい場所や食べたいもの、外貨両替等を全て自分で考えて予定立てを行いました。
前置きが長くなりましたが、具体的に見たもの経験したことの紹介へ移ります。
全てをここで語ることは難しいので、幾つか心に残る経験を紹介していきます!
まずは、“バイクタクシー”です
ベトナムではこのバイクタクシーか、通常のタクシーを利用して移動しておりました。
タクシーの運転手の人柄が良い人ばかりで楽しく会話しながら移動することができました。
これがなんとすごく安いので驚きました‼︎
日本では初乗りが500円程度なのですが、ベトナムでは60円から70円程度で乗れてしまうのです…!
ベトナムはインドに次いで所持率は世界2位なので、道路はバイクだらけ。バイク専用の道路も目にしました。
クラクションが鳴り響き続いていて、あまり意味を成していませんでした…
続いて、メコン川のツアーに参加したお話で、ここで学んだことが本当に沢山でお話ししきれないのですが…
ベトナムのツアーは比較的お安く参加する事ができ、私の参加した会社さんでは、1日豪勢な昼食とホテルまでの送迎が込みで3500円程度でした。
昼食ではSGコースで学んだプラントベース(植物由来)の食べ物の食事を選択したのですが、こんなものまでプラントベースなのか!という驚きで溢れるほどに美味しかったです。
(写真のボールのような食べ物の手前が全てプラントベースの食べ物です)
このメコン川のツアーでは3つの小さな島を船やボートで周ったのですが、これらの島での経験が旅の中で最も心に刻まれています。
1番心に残っているのは、アオザイを着た方々が無形文化財にも登録されているベトナム南部の伝統民謡を披露してくれたことです。
素敵な楽器の音色に合わせて、人々の生活を歌詞にしている民謡を歌っていたみたいです。
歌詞の意味を理解できなかったのがとても口惜しいです…。
ここで頂いたフルーツが絶品でした。
この他にも永長寺(Chua Vinh Trang)を訪れたり、
(お隣にいるのはツアー中に1日一緒に回ってくれた方々)
はちみつ農園で蜂蜜や蜂蜜ティーの試食をしたり、
養蜂箱も持たせて頂けました♪
ココナッツ島ではココナッツキャンディーを作る工程を見学したり、とっても甘くて美味しい出来立てのキャンディーの試食もすることができました。
ツアーを巡ったり、スパへ行ったり、朝早くからカフェへお散歩してみたり…
とても充実していて幸せな旅だったのですが、旅にはハプニングが付き物だとハプニングを楽しみにしていたのですが、、
ないな…とがっかりしていたのですが
2日目の夜にベトナムのお金、ドンについて勉強するためにレシートを確認していると
初めの二日間によく利用していたコンビニで過大請求されていたことに気がついたのです…
お弁当は30,000VND(150円)
お水は5,000VND(30円)
合計で35,000VND(180円)
ととっても安いのですが未だお金を理解できていなかった私は店員さんに言われるがままに
100,000VNDを出してお釣りは返ってきませんでした
ベトナムのお金は0がとっーても多いので要注意です…。
私がベトナムで出会った友達は10倍の金額を支払ってしまったと話していました。
これから他国へ行く際にはお金のことも学んでから慎重に払うようにしないとな感じた出来事でした。
その他にはハプニングもなく、新しい出会いや発見も多く、この先私の中に深く残り続ける思い出がたっぷりの旅ができました!
私はSGクラスということもあって、ベトナムで過ごしながら社会の様子にも着目していたので、幾つかあるのですが2つに絞って、興味深い場面と疑問点を紹介したいと思います。
1つめは、ストリートチルドレンがとても沢山いたことです。
その上、観光客が集まる様な道にも生活をしている子どもがいたり、商売のお手伝いをしている子ども、疑問点としては多くの子供がわんちゃんと一緒にいたこと。国や地域で保護や対策は行われていないのか。
2つめは、至る所で宝くじを売っている人を見かけたこと。
これはホームレスの方や身分障害を持っている方々へ、政府から宝くじを売るお仕事をもらう事ができるとのことでした。
疑問点は、自分では生活していくことができないような方々が政府からお仕事をもらうケースは初めて目にしたので、根本的な仕組みや、ベトナムに限らず他国でもこのような政策が行われているのか。その宝くじはどのような人が購入していくのか。
またいつかベトナムへ行ける機会があったら、これらの疑問点を解決する事を課題としていきたいと強く感じています。
とても長い文章となってしまいましたが、この辺りで締めくくらせて頂きます。
読んで頂き本当にありがとうございます。
私は何か気になる事があったら、不安な気持ちが出てくる前に行動してしまいます。
学ぶ事、新しい発見ができることは何よりも楽しいことであるし、一番自分を成長させられるのは経験であると感じています。
経験によって大きく自分を変えようとする必要は無いし、全てを学びに繋げようと焦る必要もないと思います
もっと気楽に、先ずは挑戦をする。きっとこの先で結びつくものがあるし、人生に影響を与えてくれる出来事が起こるかもしれません‼︎
なんとかなるさ!です!
2年A組 K. T.