「クエストカップ2020」全国大会に出場することになった高校2年のチーム「SHARING」でしたが、時節柄、立教大学を舞台に各チームが一堂に会して行うイベントは中止となり、その代わり「ZOOM」というテレビ会議システムを使ったオンラインでの発表となりました。審査は行わず、それぞれのミッションを与えた企業の方がオンラインで講評したり、チーム同士がチャットなどで意見交換をしたりという、「遠隔クエストカップ」という別の意味で見応えのある企画となりました。
本校チーム「SHARING」は富士通の提示する課題に対して、「個性にしやがれ」というテーマで「LGBTの学生専用コミュニティアプリの開発」という解決案をプレゼンしました。学校のプログラムでタイやイギリスなどのLGBTに寛容な社会を見てきた生徒たちが、多様な個性を認め合う社会を構想して様々なアイディアを形にしていく過程や、それが場所を越えてオンラインで共有される様子は未来型の学びを彷彿とさせました。
こうした形での開催は残念だった面もありますが、すぐに気持ちを切り替えて今回の方式で急遽準備を進め、見事なプレゼンで好評を博した「SHARING」の皆さんは、来年度から本校で始まる「ゼミナール」の学びの先駆けとして、素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれました。
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