KGGS特進留学コース14期生は、ニュージーランドでの生活を終え、11月17日(土)にオーストラリアに移動し、いよいよ総仕上げとしてのシドニー大学研修をスタートさせました。2週間の研修の後、12月2日(日)に帰国する予定です。現在研修の前半が終わったところですので、生徒たちがどんな研修を行っているかご紹介します。
11月18日(日)
この日はオリエンテーションの1日でした。生徒たちはオーストラリアでもホームステイ生活を行います。新たなファミリーに入っていくため、もう一度その心構えを確認したり、「オパールカード」を使った電車やバスの乗り方について学んだりしました。説明を受けた後は、有名なオペラハウスまで移動して記念写真を撮り、定められたチェックポイントを目指して班別市内研修を行いました。これまで過ごしてきたニュージーランドとは違う大都会の風景にみんな興奮していました。
11月19日(月)~23日(金)
月曜日から金曜日まではシドニー大学で授業を受けました。
午前中は、帰国後に挑戦することになるIELTSの授業が行われます。既にニュージーランドで受験を経験している生徒もいますが、みんなスコアアップを目指して頑張っています。
午後はオリジナルプログラムが実施されています。講義型授業についていくための”Note-taking workshop”やグループでヒーロー像を考え動画を作成する”University Heroes Video Project”、など興味深い授業が行われています。
また、現在のところ2回の講演会も実施されました。1回目はオーストラリアのNGO団体である”Fred Hollow Foundation”のAlison Hill氏によるものです。こちらの団体は、世界25カ国以上で多くの人々の視力回復に努めてきた団体です。貧富を問わず誰もが高い品質でコストの低い眼の健康にアクセスすることができるように、という目的で活動されているようです。ホームページにはわかりやすい動画も公開されていますので、ぜひご覧ください。
https://www.hollows.org/au/home
もう1つの講演を行ってくださったのは、”Amnesty International”のClaire O’Rourke氏です。アムネスティ・インターナショナルは日本でも活動している、世界最大の国際人権NGOです。今から50年以上前の1961年に発足しました。1977年にはノーベル平和賞も受賞しています。「先住民族の権利」、「難民の人権」、「死刑の廃止」、「LGBTQIの権利」そして「女性の権利」など、その課題は多岐にわたります。「Human Rightsとは何か」という素朴な問いかけから、世界中で起きている人権侵害やアムネスティの人たちがどのように戦ってきたかというお話を伺うことができました(以下はAmnesty International Australiaのサイトです)。
https://www.amnesty.org.au/
24日(土)
この日は全員で1日観光に出かけました。”Featherdale Wildlife Park”という動物園で本場のコアラやカンガルーを見た後、世界遺産の”Blue Mountains”に向かいました。ここは、4,000kmにも及ぶ広大な土地にユーカリの森が広がっています。非常によく晴れた日だったので、アボリジニの伝説にある「スリーシスターズ」という奇岩も綺麗に見えまさに絶景でした。
シドニーに来てから早くも1週間が過ぎましたが、生徒たちは非常に元気で研修に参加しています。12月2日の帰国をぜひ楽しみにお待ちいただければと思います。
(文責:崎山隆則)
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