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タイフィールドワーク日誌4

タイフィールドワークの記事第4弾、遅ればせながら配信します!

SGクラス4期生は約1週間にわたる北タイでの活動の後、7月11日にバンコクへ向かいました。バンコクでは下記の活動を行いました。

①日本の国際協力の課題とは
JICAタイ事務所を訪れ、中進国と呼ばれるタイにおいて、どのような社会課題があり、日本がどのような協力を進めているのか学びました。タイがいま高齢化社会を迎えつつあること、アジア諸国の中でも抜きん出て所得格差が大きいことなどを学び、課題先進国である日本が果たす役割について考えるきっかけとなりました。

②青年海外協力隊と地方創生(OTOP)の現場へ
OTOPとはOne Tambon One
Productの略で、日本語でいう「一村一品運動」のことです。大分県の制度をモデルにしており、JICAはこの地域創生事業を長年支援してきました。今回、JICA青年海外協力隊が活躍されているOTOPのマーケティングと生産の現場を見学させて頂きました。

③大手商社のビジネスとSDGs
総合商社丸紅さんの現地法人を訪問し、発電・地下鉄・水・流通など多岐にわたって展開している事業の概要を学びました。現場でのコミュニケーションを重視しながらビジネスを進めていることや、あらゆる事業において持続可能性と視点が必須であることをを学びました。

④都市スラムの現状を学ぶ
バンコクのクロントイ地区にあるスラムを訪れ、長年にわたり支援活動を続けてきたドゥアン・プラティープ財団でお話を伺いました。スラムを訪れるという経験は皆初めてでしたが、生徒たちはよく観察しながら冷静に歩いていました。財団の創設者であるプラティープ女史から英語で講義を受け、スラムの歴史や現状について学びました。

また、バンコクでは立正佼成会バンコク教会に併設された南アジア国際伝道センターに宿泊しました。美味しい食事をご馳走になり、タイで厚く信仰されている上座部仏教の特徴をわかりやすく教えていただきました。生徒たちの要望に応えて、早朝に周辺の路地や大通りの清掃活動を行えるようご準備いただくなど、バンコクでの旅が心身ともに充実したものとなるよう、温かく支えていただきました。