2025年6月8日(日)、本校の中学3年生10名が、東京都市大学が実施する高大連携プログラム「オープンミッション」に参加しました。本プログラムは、東京都市大学と高大連携協定を結んでいる女子校を対象に実施され、今回のテーマは「SDGsと科学技術」でした。講師は、テレビでも活躍されている科学コミュニケーター・五十嵐美樹先生。参加した2校の生徒たちは、3時間にわたって熱心に講義・探究活動に取り組みました。
本講座では、持続可能な社会の実現に向けて、科学技術が果たす役割について主体的に学びました。電気をどのように作って使うか、海洋ごみにどうアプローチするかなど、実際の社会課題をテーマに、実験やディスカッションを交えながら探究的に学びました。ブレーンストーミングを通じた課題解決のプロセスは、生徒たちにとって新鮮な体験となったようです。
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参加後のアンケートでは、全体の80%が「大変満足」または「満足」と回答。五十嵐先生のわかりやすく楽しい講義に刺激を受けたという声が多く寄せられました。特に印象に残ったのは、「自分の好きなことを突き詰めることの大切さ」や「文理選択に迷っていたが、一歩踏み出すきっかけになった」といった感想で、生徒たちにとって進路選択に向けた貴重な気づきがあったことがうかがえます。
ある生徒は、「理屈はわからなくても、科学と社会が結びついていると感じられて面白かった」と語っており、今回のプログラムが、知識だけでなく“科学の楽しさ”や“学ぶ意味”を体感できる場になったことがわかります。また、参加者同士が協力しながら課題に取り組む姿勢も見られ、探究学習の醍醐味を実感する時間となりました。
このような大学との連携によるプログラムは、生徒の視野を広げ、進路選択に向けた意識を高める貴重な機会となっています。今後も本校では、こうした探究的な学びを通して、生徒一人ひとりが自らの興味・関心を深めていけるような取り組みを推進してまいります。
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▶ 東京都市大学オープンミッションについてはこちら
https://www.comm.tcu.ac.jp/nyushi/openmission/
(文責 教務部長 二木)