アジア学院は、「1973年の創立以来アジア、アフリカ、太平洋諸国の農村地域から、その土地に根を張り、その土地の人々と共に働く“草の根”の農村指導者(Rural Leader)を学生として招き、栃木県西那須野のキャンパスにて、国籍、宗教、民族、習慣、価値観等の違いを認めつつ、公正で平和な社会実現のために、実践的な学びを行っている学校」(同学院ホームページより引用)です。

以下、生徒達がこの合宿を振り返って得た気づきの文章です。
◆私たちは普段、沢山の命をいただいている。しかも、動物からしたらそれは決して望んでいるものではない。ほとんどの動物は過酷な環境で育てられる。世の中にはオスとして生まれた鶏の子どもをシュレッダーに入れしまう養鶏場もある。そんな残酷な背景がたくさんあるため、ビーガンの人たちの気持ちも少しわかる。しかし、それだけでは問題は解決しないと思う。たとえ、私や周りの人がそれらの食品を食べるのをやめたとしても、現状は解決しない。私たちも食べるのに困ることが出てくると思う。だとすれば、出来るだけ多くの人にこの現状を知ってもらうことが大切なのではないか。私たちにとって1番大切なのは、そこから生まれた罪悪感と感謝だと思う。(SG4期生 佐藤さん)
◆今回の合宿ではたくさんのことにチャレンジすることができました。特に意識していたのが、話や情報を受け取ってから自分の中できちんと処理して疑問を持つことです。今までとは違い、探求の目的を自分から探っていくというのは容易なことではありませんでした。これを可能にするために一番重要だと感じたのは、当たり前のことですが「話を良く聞くこと」です。話を良く聞き、重要だと思ったことを素早くメモする力を身につけたいと思いました。また、何に対しても興味を持つことも同様に重要です。自分の研究テーマではないからと言って興味を示さないのではなく、いろんな方面にアンテナをはって知識を増やし、様々に関連づけて考える力も身につけたいです。(SG5期生 吉見さん)
