2019年度高校1年留学クラス（10名）が1年留学に出発しました。
|
1月18日（土） たくさん人たちの見送りを受け、成田空港を離陸し、ニュージーランドに向けて、本校留学クラスの10名が出発しました。この日は機内泊。 |
 |
1月19日（日）合宿1日目
オーストラリアのブリスベンを経由し、ニュージーランドに到着。この日から三泊四日のオークランド合宿が始まりました。この合宿は、これから始まる1年間留学のオリエンテーションを兼ねた、現地でおこなわれる最初の合宿です。オークランド市内のホテルに滞在して、現地で一年間お世話になる日本人チーフアドバイザーさんが、ニュージーランドでの生活の基礎知識（現地での携帯電話の使い方・路線バスの乗り方・ATMでの現金の引き下ろし方・公衆電話のかけ方など）を事細かく教えてくださいました。
1月20日（月）合宿2日目
いよいよオークランドの街中に出て、習ったことの現地実施。まずは、ホテル前のバス停から路線バスに載って街の中心地へ。ニュージーランドのバスはバス停にただいるだけでは止まってくれません。運転手に手を挙げてサインを示さなければそのまま素通りしてしまうことにビックリ。美術館ではマオリの人々の文化や芸術を学びました。街中で公衆電話を探し、引率の教員に電話するミッションでは、コインの利用できない（カードのみの）公衆電話があること、コインもドルとセントを区別しなければいけないこと、を学びました。2日分の朝食をホテルの部屋ごとのグループに分かれて、スーパーで買い物し、自動のレジで支払うことにもチャレンジ。昼食はそれぞれがお店で英語を使って注文して食べました。こうして日常の何気ない行動を体験してニュージーの生活に入っていきました。この日の夕食は宅配のピザ。ホテル前のビーチに面する芝生の公園で、みんなで輪になって心地よい海風を受けながらいただきました。
 |
 |
1月21日（火）合宿3日目
この日はホテルから全員が歩いて（30分の道のり）国立オークランド博物館に行きました。夏とはいえ最高気温が24℃、しかも日本と違って湿気もなく爽やかな気候です。博物館では英語のワークシートをもとに、館内をめぐってその課題の答えを探し、書き込んでいきました。また、部屋のグループごとで、入館者にインタビュー（もちろん英語を使って）して、さまざまな質問をするという課題にもチャレンジしました。始めは恐る恐る、やがて大胆に、笑顔を交えながら取り組めるようになっていきました。みな好意的に答えてくれたらしく、片言の英語でも意外に通じたこと、最初は怖そうに見えたけれど、とても優しく接してくれたことに、改めて感動していました。
夕食は10人がそろって食べる最後の晩餐。ホテルのレストランで少しリッチなコース料理を頂きました。夜のミーティングでは、この合宿で学んだこと、感じたこと、明日から始まる留学生活に対する思いのたけを発表しました。本当はすごく不安、でも、みんながいてくれたから（その不安をそのまま受け入れてくれたから）一人でも頑張ることができる、辛いのは自分だけではないこと、みんなも同じ気持ちなんだと分かり安心できたこと、それぞれの思いを素直に涙ながらに吐露し、感動的な最後の夜になりました。
1月22日（水）最終日
朝、スーツケース（23kg厳守）をワゴン車に積み、オークランド空港（国内線）へ。小型機（しかもプロペラ機）に乗り、一時間弱のフライト。ネイピア空港に到着するとスーツケースを受け取る前に、ホストの方々が押し寄せてきて、クラスメイトとゆっくり別れを惜しむ間もなく、それぞれのホストにご対面。片言の英語だけれどみんな何とか笑顔で楽しそうに挨拶しています（心の中はきっと緊張しっぱなしだったと思いますが…）。こうして一人ひとりが約300日の留学生活に入っていきました。
（文責：片桐）