2月26日（水）、高校1年生は＜総合的な探究の時間＞の集大成として、プレゼンテーション大会を講堂で行いました。
生徒達はこの１年間、フィールドワークの技法を学んで実践する探究学習を進めてきました。3学期にはその研究成果をkeynoteなどのスライドにまとめ、iPadを用いて学級ごとにプレゼンテーション予選・本選を実施。生徒達の相互評価によって勝ち抜いた学級代表が、学年全生徒の前でプレゼンを行いました。そして、教員9名の審査により、学年の最優秀・優秀プレゼンが決まりました。
最優秀賞を獲得したC組の李さんのテーマは「渋谷区の路上喫煙問題について」。渋谷区は条例改正に伴い、昨年4月より「屋外の公共の場所では喫煙しない」「たばこは決められた場所のみで吸うことができる」という「渋谷区喫煙ルール」を新たに定めました。李さんは、こうしたルールが実際に効果を発揮しているのか、という問題意識をもとに、現場の監察員やボランティアによってどのような活動が行われているのか調査・考察しました。
優秀賞を獲得したB組の越田さん島野さんペアのテーマは「LGBTって何？」です。LGBT当事者が不自由なく過ごせる社会を作るにはどうすれば良いかという問題意識のもと、NPO法人へのインタビュー調査などを通じて、教育が果たすべき役割について考察しました。
プレゼン後には約15分にわたり活発な質疑応答が行われました。質問する生徒も応答する生徒も、みな誠実かつ前向きに発言しており、学年全体で進めてきた1年間の学びの成果が感じられました。
佼成女子は今後もこうした探究学習を全学的に進めていきます。いきいきと研究する生徒達の更なる活躍にご期待ください。