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高2SG 高大連携特別授業「写真を味わう」

9月18日(金)、高校2年スーパーグローバルクラス(SGクラス)の特設授業「国際文化」にて、恵泉女学園大学教授で写真家の桃井和馬先生がお越しになり、特別授業を行いました。

授業のテーマは「写真を味わう」。世界中を旅して写真を撮り続けてきた桃井先生が、「瞬間を閉じ込めるメディア」である写真をどう読み解くか、ユーモアたっぷりに講義してくださいました。

以下、生徒たちのコメントです。

レクチャーを聞いて、これまで意識をしたことがなかった写真を撮る、良い写真を撮る、ということに関していろんな気づきがありました。写真にはその瞬間のすべて、その場所の状況、撮られている人の感情が詰まっていて、まさに1枚1枚にストーリーがある。 「写真は一瞬の時間と空気感を閉じ込めるタイムマシンだ」という言葉が心に残りました。小さいときの写真を見ると、自分や家族、友達の表情から、その時の感情や状況が今まさにその瞬間にタイプスリップしたように鮮明に思い出される、まさにそれだと思いました。(佐藤さん)

私は今まで写真を説明文の補足程度に写真を見ていましたが、本当はその逆で写真はその情景やその背後を考えるためにあることがわかりました。 ですが今現在、簡単に写真を撮れるようになり、写真を見るだけで受動的になっており、目を理解に使っていないなと先生のお話を聞いて感じました。 また、実際の新聞記事の例のように、写真は瞬間を閉じ込めるメディアであり、人の解釈によって時には誤った情報を流してしまうことがあるので、異文化を理解することの重要性や、写真と異文化理解が関わっていることを学ぶことができました。 今回の授業を通してインターネットやテレビなどのプロセスで説明するメディアで情報を得る力だけではなく、写真を意識して見ることで考える力を養っていきたいです。 また、これから研究を進めていく上でたくさんの写真を目にしたり、撮影することがあると思いますが、その場の記録だけでなく背後の物語にも注目していきたいです。(武井さん)

コロナ禍で海外へ行くことのできない今、写真の持つ力を知ることによって、世界をまなざす新たな可能性を見出してくれればと期待しています。