3月17日(水)、SGクラス5期生(高校2年生)は、千葉県佐倉市で日帰り研修活動を行いました。
まず、佐倉城址に建つ広大な国立歴史民俗博物館、通称「歴博」に行きました。歴博は単に歴史的民俗的な史料を展示するだけでなく、数多くの研究者が在籍する研究施設でもあります。事前学習でどのような研究や展示がなされているか学んできた生徒たちは、自らの研究テーマに関連する展示を2時間かけて集中的に見て回りました。常設展に加えて、琉球やアイヌに関する特別展も行われており、生徒達は「もっと見たかった!」と口を揃えて言っていました。
お昼は、広場の芝生にレジャーシートを広げてお弁当を食べました。この日は最高気温20度の快晴。絶好のピクニック日和に恵まれた生徒達は、のんびりと青空の下で持参したおにぎりやサンドイッチなどを食べていました。
午後は、グループに分かれて佐倉市街のフィールドワークを行いました。生徒達が実践したのは、課題発見力向上を目的にした写真観察法実習です。佐倉は江戸時代には佐倉城の城下町として栄え、明治からは陸軍の駐屯地となりました。多様な風景の残る佐倉の街並みを巡りながら、生徒達は自分なりに「課題発見」といえる写真を撮り、そこに映るものの意味を考えました。
コロナ禍によってタイ研修や北海道研修が中止に追い込まれ、仲間との「旅」を通じた学びを経験できなかったSG5期生たち。この日は青空の下、みな目を輝かせ、心を弾ませながら、初めて訪れた地での束の間の旅を全身で楽しんでいました。