1月のNew Zealand渡航が延期となった留学コース17期生の生徒達は、試験休みの3日間を利用して、All EnglishによるEMPOWERMENT PROGRAMに参加しました。EMPOWERMENTとは、「POWER（力）を強める・つける」ということ。6人の留学生たちのファシリテートのもと、英語力だけでなく、自ら考え表現し、他者を知る、という力をつけるためのプログラムでした。
6人の留学生たちの背景は、本当に様々でした。起業家を目指す女性、母国の村にいつの日か病院を建てる夢を持つ医師、シリアからの難民で国連で働くことを目標にする男性など、それぞれが夢を実現させるために必要なことを示してくれました。初日が終わるころには、生徒達は緊張と集中から解放されてぐったりしていました。
2日目になると、少し慣れたのか笑顔や発言量がぐっと増え、留学生の方々に、彼らの専門分野や人生について質問をするようになりました。そして「identity」について学ぶことで、自己理解を深めていきました。
3日目には、「リーダーシップとは」というテーマでのグループ・プレゼンテーションを立派に行うことができました。この一年間見てきた中で、最も気持ちのこもった、そして創意工夫の凝らされた発表でした。
「この3日間で自分のどんなところが成長して、どんなところがまだまだ足りないのかを痛感させられた。3日間しかなかったものの、得られるものがとても多く、達成感と参加して良かったなという気持ちで溢れています。これからも学ぶことを止めずに、自分のペースで進んで行きたいなと思いました。」（生徒の振り返りより）
17期生は、これまで渡航に向けて多くのことを学んできました。
英語による表現活動はもちろんのこと、友だちと協働するということ、異文化を知るということ、主体的に動くということ。
こうした学びの成果が試され、1年間の集大成となる3日間でした。
これからも、子供たちの成長をしっかり支えていきたいと思います。