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【SGクラス】先輩から学ぶ後輩たち

スーパーグローバルクラス(以下、SG)では学年を超えた交流や学び合いを大切にしています。以下、この4〜5月に実施した3つの交流授業を紹介します。

 

1. SG5期×SG6期

4月23日(金)、SGクラス6期生(高2)13名は、特設科目「国際文化」にて先輩2名による特別授業を受けました。

 
この日授業をしてくれたのは、SG5期生(高3)の吉見さんと前田さんです。
2人は教師役となって、講義とグループワークを織り交ぜた約90分の授業を見事に企画運営しました。
 
SGクラスの生徒達は、様々な困難や課題を乗り越えて成長していきます。今回、研究を深める方法や賢い勉強の進め方など、後輩達が切実に知りたいことをテーマに授業は進められました。先輩2名は、臨機応変に後輩達との問答を展開しながら、SG生として前向きに高校生活を送れるように親身なアドバイスを次々と送っていました。実に見事な授業でした。
 
 
授業を受けた後輩達の声です。
 
「今回最も刺激になったことは、先輩方の勉強に対する姿勢です。本当に切実に、丁寧に課題に向き合っていると思いました。『無理だー!』となって諦めてしまうのではなく、学校に早く来て時間を作るなど、限られた時間の使い方が今の私と違うように感じました。また、先輩方の語彙の多さにも感動しました。言い換えてわかりやすく説明してくださった場面が多く、日頃から本を読み、自分の中でモノにしているのではと感じました。」(坪内さん)
 
「たくさん興味深いお話をお聞きしましたが、その中でも私は、”コロナからの立ち直り”が印象に残りました。私も実際、タイのフィールドワークに行けなくなってすごく悲しかったし、先輩方はもっと悔しかったと思います。どうしても、コロナの”せいで”と感じてしまう中で、『誰もが国内にいて、同じ土俵で戦える』と考えられるのは素晴らしいと思いました。マイナスに考えてしまうのは私たちだけでなく、世界中の人々がそうだと思います。気持ちを切り替え、柔軟に対応できる人こそアドバンテージになると考えます。」(島﨑さん)
 
先輩から後輩へと受け継がれるSGクラスの文化、素晴らしいですね。

 

2. SG2.3期×SG7期

5月7日(金)、SGクラス7期生(高1)19名が、2期生(大学3年)や3期生(大学2年)の先輩と交流しました。

SGは貴重な経験ができるクラスですが、自習課題が多く、部活や学校生活との両立に悩む新入生が多くいます。同じような悩みを抱えながら成長し卒業していった先輩の話に、SG7期生は必死に耳を傾けました。部活動や授業などの悩みを解消するだけではなく、課題研究にどのように取り組むか、そして課題研究がいかに楽しいかを学ぶことができました。

 
授業を受けた後輩達の声です。
今回のSG交流会において、”積極的”に自分から質問すること、外部のイベント・講義に参加して”メモ”すること、現場での調査等に挑戦することの大切さを学びました。振り返ってみると、自分で実践できていたことが少なく、意識していなかったなと感じます。これらを実践して、自分の興味をもとに研究したいことを見つけていきたいと思います。そして、自分で調査したことを人に伝えていきたいと考えました。SGはやはり大変だと先輩方がおっしゃっていましたが、その大変なことを糧とし、数々の困難を乗り越えようと思います。」(長谷川さん)
 
「高校生活の過ごし方や勉強の仕方、課題活動への取り組み方や大学生活など、たくさんのことを学ぶことができました。印象に残っているのが、『一般受験だと試験の点数しか見てもらえないけれど、推薦受験なら小論文や面接などで自分のやってきたことについて知ってもらうことができる』という言葉です。今まで考えたことのない内容でしたが、とても納得できました。自分が高校生の間にやってきたことや考えてきたこと、その成果について知ってもらうのも大切だと思いました。今は興味のあることがたくさんあり、将来勉強したいことは決められないけれど、今日のお話を参考に、少しずつ考えていきたいと思います。」(宮下さん)
 

3. SG6期×SG7期

5月14日(金)、SG6期生による特別授業がSG7期生に対して行われました。

SG6期生は4月23日の授業では”学ぶ”立場でしたが、今回は”教える”立場になって1年間を通して学んだことを後輩に伝えました。SG7期生も、身近で実際に課題研究に取り組んでいるSG6期生と積極的に交流していました。

 

 

以下、SG6期生とSG7期生の感想です。

「今回のSG7期生との交流会で、90分間の授業を進行していく難しさを実感しました。事前に時間配分を計算して組んだつもりでしたが、延長したり短縮したりということが起こりました。事前に時間が足りなかった場合、時間が余った場合にどのように対策を取るか想定しておくべきでした。また、最後のフリートークの際、することがない様子の後輩が見受けられたので、6期生から話しかけにいく気配りができたらよかったと思いました。私は、去年の今頃の自分と重ね、去年先輩方からどんな話を聞きたかったかを思い出しながら話すよう心掛けましたが、いざ話してみると”本当にこの方法は最善なのか”と感じることも多くありました。自分の日々の生活や物事への取り組み方を省みる良いきっかけとなりました。」(SG6期 前川さん)

 

「私が今回この交流会で得たことは、SGの一員になるにあたって仲間との協力が大事だということです。先輩たちと話す中で多くの先輩方が、”テスト前はSGのみんなと自分が知っている知識を交換するといい”、”友達のプレゼンでいいと思ったら真似したり教えてもらうと良い”というアドバイスをくれました。SGに入った以上、自分の成功ばかりにフォーカスせずに、仲間を助けられる優しさ、友達のいいところを素直に真似できる柔軟性が必要だと学びました。そして、そのような存在になる事で、いざ自分が困ったときに仲間が助けてくれる、そんな人になれるのだと思いました。私も人として柔軟性のある人に成長していきたい、そして仲間を助け合えるSG7期生になれるよう頑張りたいと思いました。」(SG7期 深海さん)

 

SGは、同学年との横の繋がりだけでなく、縦の繋がりも非常に強いクラスです。先輩との交流会で得た気付きやつながりを大切に、これからも頑張っていきましょう!