7月10～20日、高2SGクラス7期生は、タイを訪れてフィールドワーク（現場での調査研究活動）を行いました。
3年ぶりの開催となったSGクラスのタイ・フィールドワーク研修。現地に行かなければ得られない学びと交流の経験を得るために、入念な準備を重ねて実施の運びとなりました。現地に着いてから、今までにないハプニングに連日遭遇しましたが、現地の皆さんの心温かな助けに支えられて、生徒達は充実した11日間を過ごすことができました。
◆行程
7/10 バンコク経由チェンマイ着
7/11 チェンマイ大学語学センター（初心者向けタイ語講座）
アヌサンスントン聴覚教育学校（聴覚欠如生徒のための小中高校）
MPLUS財団（LGBTQの健康と権利を支援するNGO）
7/12 レジナシェリーカレッジ（創立90年の名門私立女子校との交流）
7/13 Green Road Project（プラスチックリサイクルを進める社会的企業）
7/14-15 ヒンラートナイ村（循環型農業と精霊信仰を大切にする山岳少数民族カレン族の小さな村）
7/16 村からチェンライへ移動
有機野菜レストラン（レストラン経営者で元教師による講話と対話）
山地民博物館（タイ北部周辺の山岳少数民族の紹介）
7/17 クルーナム財団（ストリートチルドレンの保護と教育を進めるNGO）
ミャンマーやラオスとの国境地帯見学
7/18 チェンライからバンコクへ移動
プラティープ財団（バンコクのスラムで支援活動を行うNGO）
7/19 カルビータナワット社（女性CEOが率いる日系企業の経営）
タラートノーイ散策（路地裏のアート地区散策）
7/20 帰国
◆生徒感想
挑戦を恐れないということ、偏見を捨てて物事を見るということ、この二つをこれからの人生で大切にしたいです。また、人との出会いや交流をもっと大切にしたいと思いました。研究のテーマや内容など難しいこともありますが、タイに行かなければ生まれなかった疑問や葛藤が自分の中にあると思うと、自然とポジティブになれそうです。タイで学んだことを研究のみならず人生で活かしていきたいです。（佐々木さん）
この旅は、たくさんの企業や財団などを訪問し、さまざまな分野の社会問題について学び、考えます。しかし、この旅で最も考えさせられたのは毎晩の振り返りの時間でした。今日どんなことに取り組んだかをまとめ、明日どう活かせるかを考えます。1日にあった全てのことを振り返り、行動と学びの二つの面で意見交換を行い、時にはその日に学んだことを応用した話題について考える時間が、私にとって本当に有意義な時間でした。その瞬間にどのように感じたか、その人なりの解釈が一人ひとり異なり、とても興味深かったです。（太田さん）
SGクラスの生徒達にとって、一生忘れることのない経験になりました。現地でお世話になった皆様方に深く御礼申し上げます。